医者いらず

　もう亡くなりましたが、女優だった沢村貞子さんのことだと記憶していますが、煮魚を食べ最後に残った骨をどんぶりに入れてお湯を入れたもの（つまり骨スープ）は栄養たっぷりで「医者いらず」だといっていたような気がします。間違えていたらごめんなさい。私もそれが好きで煮魚の時はよく飲んでいました。人によっては行儀が悪いという人もいるでしょうね。腹八分目やリンゴも医者いらずといわれています。

　私は今まで医者にかかることがほとんどありませんでした。たまに歯医者や皮膚科のお世話にはなったのですが、数年に一度程度です。健康保険の超優等生だったんですね。いわば医者いらずの人間だったのです。ところがここにきて胆嚢炎で入院したり検査などで、この２か月で１０万円以上も払っているのですから、医者いらずどころか医者のお得意様になってしまいました。9月になると胆嚢切除の手術をしますが、先週はそのための精密検査がありました。人間ドック並みの検査でした。もう後期高齢者ですから検査すれば悪いところが必ず見つかるでしょう。人間医者いらずは返上しなければならないでしょう。

レンゲショウマ（2024年8月20日　榛名・相馬山）　医者に通っていたり天気が悪かったりで、この頃山に行くことが少なくなっています。先週久しぶりに榛名山に行きましたが、あまりの暑さにバテバテになりました。それでも毎年この花を見に登っていますで、夢中で写真に撮りました。

岸田の退陣

　岸田首相が8月14日に、この秋の自民党総裁選に出馬しないことを表明しました。この秋で首相を退くということです。この頃の内閣支持率は20％前後と低迷し、総裁選に出たとしても当選するのは難しいと判断した結果でしょう。2021年に首相となったときには安倍よりはましと思ったのですが、この３年間では何一つしっかりとしたビジョンを示すことができませんでした。退陣は当然でしょう。

　最もひどかった事例は自民党の裏金問題でしょう。各派閥が行った政治資金パーティで、ノルマ以上の金を集めた議員にお金をフィードバックし裏金化していたのです。政治資金規正法の盲点を突いたやり方でした。岸田は一応規制法改正の方針を示したのですが、資金パーティや団体献金の厳しい規制には踏み込まず、抜け穴を用意したのです。自民党の派閥を解消しようとしたのですがこれもうまくいっていません。後ろ盾である麻生など堂々と派閥を営んでいます。次の総裁選では１０人もの議員が立候補を予定しているようですが、自民党そのものがつぶれない限り抜本的な改革はできないでしょう。

コバノイチヤクソウ（2024年7月29日　籠ノ登山）　コバノイチヤクソウは、関東周辺では標高1500～2000ｍ程度の亜高山帯の木の下の日陰によく見る小さな花です。イチヤクソウ・ベニバナイチヤクソウなどよく似た仲間がいくつかあります。

お盆

　昨日パリオリンピックが閉会式を迎えたようで、ようやく終わりとなりホッとしています。本来スポーツは個人・少数グループの競技であるのに、オリンピックは国家の競技になってしまっています。平和の祭典など真っ赤な嘘で、政治と金にまみれています。もうそろそろオリンピックなどやめたらいかがですか。こんなことを考えてオリンピック特番など一度もみませんでした。まあ、ニュースで流されるのは消すわけにもいかず、見ざるを得ませんでしたが・・・。

　今年もお盆がやってきました。我が家のお盆の行事はお施餓鬼供養から始まります。我が家の菩提寺は北鎌倉にあります。供養は毎年8月10日に行われます。高崎から新幹線に乗ってお寺に行きます。去年までは午後2時始まったのですが、今年は猛暑を考慮して10時になりました。今までは猛烈な暑さの中、うちわで我慢していたのですが、びっくりしたことに本堂にエアコンが入っていました。ありがたかったですね。今年は初めて横浜に住む息子一家が来てくれて、お墓の掃除までしてくれました。感謝。13日には家の玄関で迎え火を焚き、15日の送り火まで3日間我が家の仏壇はご先祖様でにぎわうでしょう。

シャジクソウ（2024年7月29日　浅間山塊・池の平）この頃天気が不安定なので山にもいきません。雷に打たれたくないですからね。シャジクソウは群馬・長野県に多いマメ科の花で、高山植物とは言えませんが高原のあちこちに見ることができます。浅間山塊には多い花です。鮮やかな紅色が目に付きます。

ポスターの言葉

　東京都知事選挙が終わって、選挙ポスターが話題になっています。私は見ていませんが、立候補者に全く関係ないポスターが掲示板に何枚も張られていたようです。それも女性のヌードまがいのポスターのようなものまであったそうです。そのためか選挙法を改正してそのようなポスターを禁止できないかという議論が起こっています。まあこのネット社会で選挙ポスター掲示板がどのくらい有用かどうかはわかりませんが、ある程度の規制は必要なのでしょうね。

　選挙用のポスターではありませんが、多くの政治家がポスターをあちこちに貼っています。そのうちの1枚で、ある政党の党首のポスターにこんな文章が書かれていました。「空気を読まないバカにしかこの国を変えられない」という意味です。本当でしょうか。空気も読めないようなバカに国を変えることなどできますか？国民やほかの議員の意向も読めず、どう変えようというのでしょうか。ましてバカにこの国を変えてほしくはないですね。万人にみられるポスターの言葉はもっときちんと吟味してもらいたいものです。この政党の常識が疑われます。

エゾカワラナデシコ（2024年7月29日　浅間山塊・池の平）池の平の標高は2000mを超えています。この日館林では気温は40.2℃を記録しましたが、池の平では涼しい風が吹いていました。エゾカワラナデシコとカワラナデシコ・タカネナデシコの見分け方は難しいものがあります。