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2024年5月27日 (月)

ウメが大不作

 今年は我が家のウメが大不作です。我が家にはウメの木が3本あり、2月には見事な花を咲かせたのですが、ほとんど実をつけませんでした。せっかくついた実も落ちてしまい、今では3本とも実が全くありません。そのかわり枝葉の繁りようは尋常ではありません。10年ほど前から梅酒を作り始め、お酒が飲めなくなった数年前からはウメシロップを作っていました。毎年2~3kgの実が取れていたのですが、今年はゼロです。

 同じような不作に見舞われたものにサクランボの暖地桜桃があります。こちらは花つきも悪く実もほとんどつけませんでした。春に花が咲く果樹ではリンゴもダメです。花は乏しく実もつけませんでした。これも異常気象のせいなのでしょうか。温暖化が進めば、我が家ではリンゴはもう採れなくなるのでしょう。秋に実るカキ・クリ・ブドウは今が花の盛りですが、実は大丈夫ですかね。

フタリシズカ(2024年5月21日 東吾妻・高ジョッキ) 高ジョッキは1209mの山で、山頂への稜線はトウゴクミツバツツジのトンネルになります。しかし残念ながら今年は外れ年で、しかも時期が遅くみんな散っていました。途中で見つけたのはフタリシズカです。2本の花序が伸びていることから名前が付きました。花序が1本のヒトリシズカという花もあります。

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2024年5月20日 (月)

水俣病と環境省

 水俣病は環境省にとって原点となる事柄です。1956年に水俣病が明らかにされ、以後各機関が原因を追究してきました。1971年に環境庁が設置されたのは、水俣病などの公害の対策を行うためでした。その原点であるはずの水俣病被害者などとの懇談会で、被害者側の発言を3分に制限し、3分を越えたらマイクをオフにしていたのです。こうすることは環境省内部のマニュアルに記載されているそうです。マイクをオフにした環境省職員はマニュアルに従っただけでしょう。

 この慣行はもう何年も前から行われていたようですが、昨年の懇談会ではマイクを切ることはなかったそうです。昔の公衆電話じゃあるまいし(市内通話10円で3分)、大切なことや要望を3分で述べるなど無理でしょう。この最大の責任は環境省にあるのですが、3分制限のことは懇談会の出席者は環境省職員以外は知らなかったのでしょうか。この件に関して環境大臣は他人事のような言い訳をしています。もっとも環境大臣を務めた国会議員は、石原親子をはじめとしてあまり褒められた人はいませんが・・・。

オオツクバネウツギ(2024年5月14日 榛名山) よく似た花にツクバネウツギがありますが、オオツクバネウツギの花はツクバネウツギの倍近く大きくなります。榛名山には両方が分布していて、遠目には見分けがつきません。

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2024年5月13日 (月)

イスラエルの狂気

 2000年前に故郷を追われ世界各地で暮らしていたユダヤの民は、第二次世界大戦後アメリカなどの後押しによって1948年イスラエルの地に祖国を復活させました。ナチスには600万人以上も殺され、その他の地域でも迫害されていたユダヤの民には同情が集まったのです。そのイスラエルが今ではパレスチナの民を敵として、2000年前とは逆にパレスチナの地から追い出そうとしています。

 昨年ハマスがイスラエルに侵攻し1200人を殺し何百人もの人質を取ったことは、非難されて当然です。イスラエルからのある程度の報復もやむを得ないことだったでしょう。しかし今、ガザ地区ではイスラエルによって35000人以上の人が殺されています。どう贔屓目にみてもやりすぎです。イスラエルを援助しているアメリカでさえ、これ以上の殺戮は今後の援助に影響すると警告しているのです。国連でもガザ侵攻を止めようと働きかけていますし、先日はパレスチナの国連加盟決議が圧倒的多数で採択されました。ここにきてもイスラエルは、ガザを支配するために人々を殺すことをやめません。自分自身がホロコースト加害者になってしまっているのです。この狂気を止めることはできないのでしょうか。

アマドコロ(2024年5月8日 榛名山) ナルコユリやヒメイズイなど、同じような花がいくつかあります。食べると甘いのでアマドコロというそうですが、私は食べたことはありません。

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2024年5月 7日 (火)

山の花

 私はもう60年近く山に登り続けています。大学生のころ小さなカメラ(オリンパス ペン)を中古で買い、写真を撮り始めました。山に一緒に登る仲間や山の風景・花を撮っていたのですが、いつしか高山植物がメインになってしましました。今も群馬県の山々に花の写真を撮るために登っています。群馬では2000mあたりから高山植物が分布しています。多くの山の中でピカイチなのが谷川岳です。蛇紋岩でできた山であることから希少な花が多く、種類の多さは日本有数でしょう。

 しかし花は高いところだけにあるわけではなく、登る途中や低い山でもたくさん見つけることができます。いつしかこんな花も好きになり、麓から頂上までたくさんの花を見て撮るのが楽しくなりました。とくに高山がまだ雪に覆われている3月~5月の低い山にもたくさんの花が咲きます。今の時期はツツジとスミレの仲間が、それこそ春を謳歌しています。

ヤマエンゴサク(2024年4月29日 御荷鉾山塊・稲含山) 山のやや湿った半日陰の斜面に咲いています。淡い青紫色で、色や葉の変化が大きい花です。丹沢では赤紫のジロボウエンゴサクをよく見ました。北海道には色が濃いエゾエンゴサクもあります。

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