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2023年12月25日 (月)

国家予算

 来年度の国家予算が閣議決定されました。来年度の予算は112兆円です。しかし、税収などの歳入は69兆円しかありません。不足を補うために国債を35兆円も発行するのです。国債の発行残高はなんと1270億円になってしまいました。国家予算の10倍です。歴代政府・首相は健全財政をうたい文句にしてきましたが、その結果はいつも裏切られてきました。もう健全財政運営などは絶対にできませんね。

 財政規模が膨らむ要因は社会保障費の増加ですが、こんなことは何十年も前から分かっていたことです。にもかかわらず野放図に軍事費を倍増させようとし、国債を乱発するのです。国債発行額は昨年よりも3兆円減るそうですが、それでも35兆円ですよ。歳入額の半分以上に及んでいるのです。しかも歳出のうち27兆円は国債の元利支払いです。予算の2割以上が借金返済に充てられているのです。国は自転車操業に陥りつつあります。いつ倒産するのでしょうか。

カラスウリ(2023年12月13日 高崎市吉井町・朝日岳山麓)夏の夜に白いレース模様の花を咲かせるカラスウリは、秋になると赤い実をつけます。しかしまずいのかカラスも食べず、冬になっても弦にぶら下がっています。

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2023年12月18日 (月)

新幹線隣の席

 私は贅沢にも出社するときは新幹線に乗ります。朝は高崎駅始発のたにがわに間に合うように家を出て、高崎駅で新幹線に乗り換えます。大体は先頭1号車の右側、2列シートの窓側に座ります。次の本庄早稲田駅か熊谷駅で乗る人が、隣の席に座ることがほとんどです。いつもは目を閉じて居眠りをしているのですが、まれには隣に座った人を観察することがあります。

 今日は、熊谷駅から乗った30歳前後の女性が隣に座りました。常時鼻水をすすり、マスクもせずにせき込んでいます。そのうちテーブルを出しポットのお茶を飲み始め、スマホで買い物情報をあさり始めました。買いたいのはハンドバックのようです。大宮駅までの間ずっとスマホをいじっていました。私と同じように大宮駅で降りましたが、後ろに倒した座席を戻しもせず、ずっと鼻をズルズルさせながらスマホのハンドバックを見ながら歩いていました。人間て面白いですね。

お茶の花(2023年12月13日 高崎市吉井町・朝日岳山麓) お茶の花は冬に咲く数少ない花の一つです。大体は暖かい地方に多いのでしょうが、群馬南部の南斜面には、かつての茶畑の名残がけっこうあります。

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2023年12月11日 (月)

パーティ券裏金

 自民党の安倍派が行った資金パーティでの裏金作りが大問題になっています。派閥がパーティを行うと、所属議員にパーティ券が割り当てられ、割り当てられて以上にパーティ券を売ると割り当て枚数を超えた金額がご褒美として議員に与えられる仕組みになっていたのです。これも収支報告書にきちんと記載しておけば違法にはならなかったのですが、帳簿に記載せずに各個人議員の裏金としていたため、政治資金規正法の基づき捜査される羽目になったのです。

 安倍派では100人近い所属議員のほとんどがその恩恵を受けていたようです。5年間で1000万円を超える議員が10人以上いるとか・・・。松野官房長官他政権・政党の幹部・元大臣など多くの有力者が名を連ねています。5年間で1000万円なら1年で200万円ですから、議員の収入に比べれば大した額ではありませんが、内緒にして裏金としていたのですから問題にされてしまいました。もっともこれは安倍派だけではないのでしょう。岸田はこの人たちも当初は庇っていたのですが、昨日あたりから交代させることを考え始めています。しかし、自分自身を交替させることが最も必要でしょうよ。

冬桜(2023年12月6日 鬼石・桜山) 群馬県南部の鬼石地区は大分前から冬に咲く桜が多く植えられています。ヤマザクラとマメザクラの交配種のようで、4月と11~12月にかけて2度咲きます。ソメイヨシノなどの春の桜よりも花期が長く、1か月以上も花見ができます。11月には紅葉と両方楽しめます。もっとも、春の桜は華やかなのですが、冬の桜はいささかわびしい気がします。

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2023年12月 4日 (月)

稲含山

 山の木々は葉を落としてしまいました。この時期になると山は花もなくなり、花の写真を撮る目的の山行もできなくなります。これから2月までは、いわゆる木漏れ日ハイキングのような山歩きがほとんどです。私の住んでいる群馬県の西部(西上州)は浅間山や四阿山などの2000mを超える山もありますが、1500m以下の木漏れ日ハイクの対象となる山も100以上あるでしょう。国境沿いの山以外では雪もほとんどなく、まれに雪が降ったとき以外は真冬でも登ることができます。冬はそんな山の中からできるだけ展望の良い山を選んで登ります。

 群馬県西南部に東西20kmにわたって横たわる御荷鉾山塊にはそんな山がいくつもあります。私がよく木漏れ日ハイクで登るのは御荷鉾山塊の北側にある稲含山です。標高は1370mとそこそこ高く、天気に恵まれていれば360度の展望があり、アルプスや谷川連峰が望まれます。この山には神社が二つあります。甘楽町側の秋畑稲含神社と、下仁田側の栗山稲含神社です。栗山稲含神社は山頂近くにあり、秋畑稲含神社は山頂から少し下の東斜面にあります。秋畑は落人伝説が残る集落で、山の斜面から沢に沿って人家があります。この山の山頂付近は4月にはアカヤシオが咲くため、冬から春にかけて何回か登ります。お気に入りの山の一つです。

稲含山頂から谷川連峰を望む(2023年11月29日) わずかに霞がかかっているのでそれほどクリアではなかったのですが、榛名山(手前)の奥に、左の平標山から仙ノ倉山・万太郎山・谷川岳・朝日岳がが見えます。

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