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2023年7月31日 (月)

ゴロピカリ

 ゴロピカリは群馬特産のお米で、1985年に県農業試験場で開発され、1995年に品種登録されました。10年ほど前にはスーパーでもよく売られていましたが、今は全く目につきません。名前は雷から採られています。群馬は昔から雷の多いところでした。私が高崎に越した15年ほど前は、夏は毎日のように雷が鳴っていました。日中はがんがんと日が照り付けても、夕方になると雷が鳴り急に涼しい風が吹き始めます。暑気がす~と引いたものです。

 近年は雷が少なくなりました。今年は雷注意報が出されても、雷の音を聞くことはほとんどなく、連日35℃を超える日が続いています。涼しい風が吹くこともなく、夕立もありません。これも気候変動の影響なのでしょうか。今日は予報では午後は雷雨があるといっていましたが、今年はそのような予報はずっと外れ続けています。あまりの暑さにナスやキュウリなどがしおれ始めました。雷様、お願いですから涼しい風と夕立をください。

キンコウカ(2023年7月25日 谷川岳) 写真は谷川岳の肩の雪渓で撮ったものです。例年7月中旬ころまで雪が残るのですが、今年は雪解けが早いようです。もう8月の花であるキンコウカが一面に咲いていました。この日の谷川岳は30℃を超えたようです。バテました。

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2023年7月24日 (月)

梅雨明け

 ようやく一部の地域を除いて全国的に梅雨が明けました。先週書いたエゾ梅雨は、関東・東北の梅雨が明けた後の今週あたりになるのではないでしょうか。札幌は今週はあまり天気が良くないようです。本来ならばこれからが夏本番となるのでしょうが、梅雨の時でも合間の晴れの日では、高崎では40℃近い日が3日も続いたことがありました。それを考えると梅雨明けのこれからが恐ろしくなります。

 朝起きて朝食をとり、池に井戸水を補給します。8時半ころには納屋に出勤して、ナス・キュウリ・トマト・ピーマン・インゲン・オクラなどを収穫してから水をまきます。10時頃に自家製の梅ジュースを飲んで一休みし、それからは草取りです。頭に手ぬぐいを巻き、その上に麦わら帽をかぶり、首にタオルを巻いての作業です。畑は草を取っても2~3週間すると草が生えてしまいます。誰かさんは「雑草という草はない」と言っていましたが、私にとっては作物以外すべて雑草です。業を煮やして、今年から畑以外の庭の散歩道に除草剤を撒いています。本当はこんなもの撒きたくはないのですが、年をとって年々草取りも大変に感じるようになり、少しでも作業の軽減を図ってしまいます。

タカネシオガマ(2023年7月14日 北大雪・平山)大雪山系には少ないとされていますが、ここ平山の頂上尾根(1700mほど)にはそこら中にあります。これもだいぶ盗掘にあったとかで少なくなっているとか・・・。コマクサも情けないほど少なくなっていました。

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2023年7月18日 (火)

エゾ梅雨

 北海道には梅雨がないといわれていますが、昔はエゾ梅雨という雨の季節が1週間ほど続くことがありました。本州の梅雨の末期に梅雨前線が北上し、北海道にかかる7月中~下旬に雨が降りました。私が札幌に住んでいたころは、それほど強い雨ではなかったように記憶しています。今、北海道はずっと雨が続いています。エゾ梅雨かどうかはわかりませんが、所によっては豪雨となっています。先週私は北海道に行っていて、車のワイパーを強にしなければならないほどの雨にあっています。

 今年は東北から北海道にかけて、梅雨末期の激しい雨が被害をもたらしています。私が秋田にいた昭和40年代にはできていなかった道路に、千秋公園のトンネルや秋田駅近くのアンダーパスがあります。先日の豪雨で、このアンダーパスが完全に水没している様子がテレビで何度も映されていました。異常気象が異常でなくなり、毎年繰り返されるようになりました。このつけは清算できるのでしょうか。

エゾコザクラ(2023年7月12日 大雪山沼の平) エゾコザクラは大雪山を代表するいくつかの花のうちでもっとも清楚な感じがする花です。本州のハクサンコザクラによく似ていて大きな群落を作ることもあります。

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2023年7月10日 (月)

運転免許更新(2)

 先日誕生日よりも少し早く、指定された警察署に行き運転免許を更新してきました。4月に認知機能検査を受け、6月に運転技能検査と高齢者講習を受けていて、更新はスムーズに終わりました。受付から交付までわずか20分程度でした。免許証用の写真を撮り視力検査を受けただけで、しばらくすると名前を呼ばれ新しい免許証が交付されました。私は7月下旬に後期高齢者となり、免許証の期限は3年に縮まってしまいました。

 4月の認知症検査は主として記憶力の確認で、いくつもの絵を見せられ、少したってから覚えている絵の名前を書きだすものです。私はせいぜい6割ぐらいしか覚えていませんでしたが、判定は”正常”でした。6月の技能検査はマツダの車で少し戸惑いましたが、すべてうまくこなし減点はなく満点で、教官に褒められました。また3年たつと同じ検査を受けなくてはならないのですね。

ホロムイイチゴ(2023年6月24日 北海道ニセコ・神仙沼湿原) その昔、石狩原野の幌向で見つかったかで、ホロムイイチゴと名前がついています。日本では北海道と東北北部に分布していますが、私は東北では見たことがありません。北欧にも分布していて、実はよく食べられているようです。

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2023年7月 3日 (月)

ニッコウキスゲ

 ニッコウキスゲは、本州では高山植物とされているユリ科の花で、黄色い大きな花を咲かせます。一日花で、咲いた翌日にはしぼんでしまいますので、切り花として飾るにはいまいちです。私が初めてニッコウキスゲを見たのは、大学生のころ登った秋田駒ケ岳です。ワンダーフォーゲル部の合宿では、この山や鳥海山で多く見ました。群馬県に移り住んだ今では、谷川岳や浅間山塊の標高2000m程度あたりで多く見られます。当然のことながら北へ行くほど分布高度は低下して、青森県では海岸近くにも咲いているようです。

 北海道でも同様で、海岸べりから高い山にまで分布しています。海岸近くでは道端やがけにも見られます。山では標高1000m程度の湿原に多く見られます。我が家の庭にはニッコウキスゲが植えられていて、5月には満開になります。平地のニッコウキスゲは山のものよりも小さいですね。春に新芽が出るころに摘んで、おひたしにして食べることができます。

ニッコウキスゲ(2023年6月22日 北海道・長万部町) 北海道の噴火湾沿いの国道5号線の長万部町から八雲町にかけては、点々とニッコウキスゲの小群落があります。北海道ではエゾカンゾウとかエゾゼンテイカとも呼んでいます。道端に咲くニッコウキスゲと国道を走るトラックの取り合わせは、妙にあっています。

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