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2023年3月27日 (月)

ご先祖様(2)

 先週我が家の明治以降のご先祖様のことを書きましたが、当然ながら明治以前にもご先祖様は存在していました。私の故郷は神奈川県の葉山町長柄というところで、四方を低い山に囲まれ、大正時代までは長柄のどん詰まりといわれていました。大正時代だと思いますが、葉山御用邸に通じる国道が通じ、また昭和には逗葉新道が開通してどん詰まり状態ではなくなりました。しかし子供のころは昔を偲ばせる山越えの小道をよく歩いたものです。長柄という土地に最も多い姓は「根岸」です。要するに長柄のどん詰まりは根岸一族の地でもあったわけです。根岸一族は鎌倉時代源頼朝に仕えた長柄太郎義景の家人であったといわれています。わが母は根岸家は長柄太郎の賄い方であったようだとも言っていました。一応は鎌倉武士の端くれだったようです。

 私の父は根岸家への入り婿です。小笠原の守備兵で終戦を迎えた父は、戦前勤めていた上野の呉服屋が爆撃で燃えてなくなったため根岸家に婿に入り、横須賀の米軍施設で働いていました。父の実家は横須賀の「岡本家」で、おじさんに横須賀・川崎・藤沢にあるデパートさいか屋の創業者がいました。さいか屋の名前は紀州雑賀から採りました。司馬遼太郎の小説「尻くらえ孫市」で有名な雑賀一族の鈴木孫市です。私には鎌倉武士と雑賀党の血が混じっているのですね。なぜか自分の性格に納得しています。

トサミズキ(2023年3月22日 庭で)春たけなわとなり、今朝庭を見たらソメイヨシノが満開になっていました。木の花ではモモ・コブシ・キブシなどが咲き誇っています。

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2023年3月20日 (月)

ご先祖様

 先週土曜日に、春のお彼岸より少し早く雨の中墓参りに行ってきました。私が死んだら墓を守ってくれるという息子夫婦と孫を連れて行きました。我が家の墓は鎌倉の建長寺の中の龍峰院にあります。建長寺は鎌倉五山の第一の寺で、我が家のような葉山の田舎の百姓であったらしい家には分不相応な寺です。昔は家の近くの小さな寺にあったのですが、何らかの事情で移さざるを得ず、誰かのあっせんで龍峰院に移設したようです。

 わが根岸家は明治時代に分家していて、ご先祖様として墓碑に名が刻まれているのは9人です。このほかに戦前に行方不明となった母の兄がいますが、母がなくなったことを機に、位牌を寺で弔ってもらいました。明治のころの位牌を見ると、戒名に「童子」がつく子供が2人います。昔は幼くして命を落とす子供が多かったのでしょう。わが父は1971年に56歳で亡くなりました。母は2015年に96歳で亡くなっています。母は父に比べると超長生きしての大往生でした。私は母の血なのか、もうとっくに父の死んだ年を超えてしまいました。

マンサク(2023年3月14日 榛名・伊鞍岳) 春の山の木の花としては真っ先に咲きます。「まず咲く」ことから「マンサク」の名がついたようです。雪が多い山では6月に花を見たこともありました。

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2023年3月13日 (月)

高市早苗

 久しぶりに政治屋に対する怒りがわきました。高市早苗です。自分が総務大臣であったときに作成された総務省の政治文書が捏造であると言い放ったのです。事の起こりは放送法の解釈問題です。放送法では不偏不党の政治的公平な放送が義務付けられています(第4条)。偏った放送との解釈は一つ二つの番組ではなく、その放送局全体の放送を見て行うとのことだったのですが、その解釈が一つの放送でも偏向とみなす方向に変更されてしまいました。その経緯は立憲民主党の議員によって明らかにされました。

 その文書の中で、高市が時の安倍総理と電話で協議していることが記録されていました。ところが高市はその文書は捏造であるといったのです。自分が総務大臣であったときに、自分の部下・仲間が作成した文書を「でっち上げ」と決めつけたのです。文書は現総務大臣が「公式文書」と認めているにもかかわらずです。仮に「でっち上げ」であったとしたら、日本政府は捏造文書を正式文書として保管しているのでしょうかね。高市はこのことだけで罷免に値します。さっさと辞めろ!

杉花粉(2023年3月7日 西上州・大屋山)朝のうちはそれほどひどくはなかったのですが、昼近くになると多くの杉花粉が飛び始めました。登山口付近まで下山してくると、向かいの杉林は霞んでいました。この写真を見ただけでくしゃみが出そうになります。

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2023年3月 6日 (月)

花粉症

 先週から鼻の奥がムズムズしだし、くしゃみが出るようになりました。ちょうどそのころから群馬県南部は杉花粉の量が多くなり始めています。先週火曜日に山に登った時は、杉林の中を歩き時はマスクをしました。毎年花粉の時期にはそうしています。風が吹いていれば杉林でないところにも花粉はワンサカ飛んでくるのでしょうが、まあ気休めに近いですね。

 我が家の近くの八幡宮にも杉林があり、例年時期になると霧のように花粉が飛ぶのをよく見ます。今年はまだ見ませんが、そろそろ始まるのでしょう。ここ数年は外出するときはコロナ対策でマスクを着用していますので、花粉対策でのマスク着用もそれほど抵抗はないのですが、それでも鼻がムズムズしだすと、ああマスクをしなければと思ってしまいます。今日は会社への出勤途中で、会社近くの路上ではマスクを着けていない人を何人か見かけました。コロナ対策の緩和で、マスクを着けない人もだんだんと増えるのでしょう。

ミツマタ(2023年2月28日 御荷鉾山塊・稲含山) ミツマタが満開になるのにはまだ1か月ほどあるのでしょうが、大分つぼみが膨らんできました。この山の麓は、かつては和紙の生産地であったそうで、あちこちに和紙の材料となるミツマタを見かけます。

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