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2019年6月24日 (月)

30年で2千万円

 金融庁の報告書に「夫婦の老後資金として公的年金以外に、30年間で2千万円必要」と記されていて、最初のうちは「その通り」と言っていた麻生大臣が批判が高まると「世間に著しい不安と誤解を与える」と、報告書の受け取りを拒否したのはもう2週間も前になります。以後いろいろ報道はされていますが、本質の議論はちっとも深まっていませんね。報告書の内容はよく吟味すれば当たり前のことを言っているのですが、批判を受けてこの夏の参院選に影響すると考えたのでしょう。麻生は「政府の政策スタンスと異なる」として受け取りませんでした。そうですか、政府のスタンスと異なる報告書は受け取らないのですか。そうであれば省庁の委員会や審議会は必要ないでしょう。耳の痛い報告は拒否し、政府へのそんたくに満ちた報告だけ受けるのであれば、「政治」の意味がありません。

 だいたい年金を受け取っている人間は、よほど恵まれた人以外は年金だけで優雅な老後を送れるなどと考えるおめでたいやつはいませんよ。でも、だからといって若いうちから投資などで老後の資産形成にはげめと言われても、「はい、そうします」とできるはずがありません。投資に回せる十分な賃金を得ている労働者がどのくらいの割合でいるのですか。自営業などの人が加入している国民年金は、夫婦2人で月13万円にもなりませんよ。ほとんどの年金生活者は楽な生活はしていないし、また期待もしていないでしょう。今後老人がますます増え、若い人が減る世の中です。年金がこのまま維持されるのは相当難しいでしょう。我が家の隣の八百屋は、郵便局に近いこともあって年金支給日は一時の賑わいを見せます。まあ、安倍とか麻生には絶対わからない世の中でしょうよ。

ウラジロヨウラク(2019年6月20日 浅間・鬼押出し)天明の大噴火(1783年)に流れ出た溶岩にしがみつくように咲いていました。

190620

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