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2015年9月22日 (火)

安全保障関連法について

 このブログでも時折述べてはいますが、私は安全保障関連法のすべてが反対ではありません。ただこの法案の中では憲法に違反するものが多いということで反対なのです。憲法は憲法に違反する法律の制定を禁じています(第98条)。それを屁理屈をつけて解釈変更で法を制定するということにあきれているのです。憲法第9条は、戦力の保持を禁じていますが、それを解釈変更して自衛隊ができました。また、自衛のための戦力は憲法で禁じられていないとして、個別的自衛権を確立しました。ただし集団的自衛権は禁じられていると代々内閣は述べてきました。憲法解釈の変更は時々行われてきてはいますが、今回の憲法解釈変更は今までの政府見解を180度ひっくり返すものです。それに対しての十分な説明がなかったのです。それを11本ものの重大な法律をわずか100時間程度の国会審議で押し通したのです。

 これも何回も述べてきたことですが、私は1990年から91年にかけて、アフリカのザイール(現コンゴ民主共和国)に1年間、地方の地下水開発のために滞在していました。時は第1次湾岸戦争が起こりつつあるときで、インフレは年1000%に達し、治安は非常に不安定でした。1990年の秋に、時のモブツ大統領に対し全国的な暴動が発生し、翌年の秋には内乱状態となりました。暴動の時に日本大使館に連絡を入れ、どのように対処すべきか問い合わせましたが、大使館は「なにもできません、せめて遺書を書いておいてください」とのことでした。アメリカであればいつでもどこでも軍隊が救助に出動するでしょうが、日本は全く無力です。この時ほど自衛隊を恨めしく思ったことはありません。改正自衛隊法では、第84条の3で、在外邦人の保護をうたっています。憲法解釈に関係なくこの1点では趣旨には大賛成します。ですが、ほかの法案と一括提出したために、全体として賛成しかねるのです。憲法違反の法案は、正々堂々と憲法改正を諮ってから、考えるべきでしょう。でなければ、個々の法案を切り離して審議すべきであると思いますが・・・。

ミヤマママコナ(2015年9月19日 御荷鉾山塊・赤久縄山) 普通は紅紫色の花ですが、この花はほとんど白です。花ののどの部分に黄色の盛り上がりがあるのでミヤマママコナと判断しました。違ったらごめんなさい。

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