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2015年9月28日 (月)

あきれた内閣法制局

 政府提出の法律が憲法に抵触しているかや、法的安定性などを審査し、また内閣に意見を述べる政府の機関が内閣法制局です。政府が昨年7月1日に閣議決定した集団的自衛権の行使容認に必要な憲法9条の解釈変更について、同6月30日に閣議決定案文の審査を依頼され、翌日「意見なし」と回答したそうです(2015年9月28日付毎日新聞)。法の番人とされている法制局が、全く審査もせずに憲法解釈変更を追認したことは、驚くべきことでしょう。今まで憲法解釈については、法制局が厳密に規定していました。歴代長官も従来の憲法解釈を順守してきたのですが、2代前の長官から雲行きが怪しくなってきました。それを、今回は審査もせずに通してしまったのです。それも7月1日には憲法解釈を担当する第1部の担当参事官が「意見はない」と国家安全保障局の担当者に電話で伝えたそうですから、あきれますね。

 こんなに大切な事柄を電話1本で軽く伝えたのですから、法制局自体が憲法解釈変更を重く見ていなかったということでしょう。安倍総理が解釈変更を急ぎ、法案成立を急いだことを法制局が斟酌して「意見なし」で通してしまったのでしょうね。今までの法制局の積み重ねられてきた法解釈との整合性を重視した厳格な審査をすることから、「法の番人」と呼ばれてきた信頼性はこれで一気に失われてしまいました。厳格な法の番人も内閣の腰ぎんちゃくになり果てたのでしょうか・・・。77人の法制局職員は、国民の大多数を裏切ったことに対して痛切な自己批判をするべきでしょう。(以上、事実関係の多くは毎日新聞の記事を引用しました)

シロヨメナ(2015年9月21日 御荷鉾山塊・赤久縄山) 山の花もだんだん少なくなってきましたが、キク科の植物はまだまだ現役で頑張っています。

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