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2015年8月24日 (月)

西之島の岩石

 昨日(8月23日)の21:00から、東京都小笠原村に属する西之島の特番を放映していました。西之島は小笠原の父島の西130kmにある火山島で、人は住んでいません。1973年に、島の東側の海底で噴火し、新島ができました。当時は、初の自然増による我が国の領土の増加と報道されたものです。新島と旧島はくっついてしまいました。その時は1975年に噴火は収まり、浸食により島は小さくなっていたのですが、2013年に再度噴火し、今も活動は続いています。番組では無人ヘリを飛ばし、カメラで熔岩流を映していましたが、ハワイの溶岩に勝るとも劣らない眺めでした。ゆっくりと流れるさまが肉眼でも見て取れます。私は溶岩はてっきりハワイと同じ玄武岩溶岩だと思いました。

 ところが、驚くことに採取した岩石の分析では安山岩とのことです。これだけ流動性のある溶岩が安山岩とは・・・。調べたところ、旧西之島も1973~75年の新島噴火の際の岩石も安山岩だそうです。当時東京工業大学教授であった小坂さんの調査では、SiO2が58%であって、玄武岩(52%以下、ハワイのキラウェアは51%、三原山は52%程度)と異なります。溶岩は、SiO2が少ない、温度が高いなどで流動性は高まりますが、酸化鉄などが多くても流動性は高まるようです。どうやら西之島の安山岩はFe2O3やFeOが多いようです。これも小坂さんの報告です。あんなにドロドロ流れる溶岩は玄武岩だと思っていたのですが、認識を改めなければなりませんね。

クルマバナ(2015年8月5日 榛名山) クルマバナはシソ科の植物で、花が車状につくのでそう呼ばれています。

150805

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