« 日本の人口 | トップページ | 沖縄沖の鉱床 »

2013年4月 1日 (月)

尾瀬の鹿

 今年の群馬県は、尾瀬で増えている鹿を駆除するために、200個の罠を仕掛けるそうです。尾瀬では従来生息していなかった日本鹿が尾瀬ヶ原などで急速に増え、植物などの植生に大きな影響が出ていることは過去何度も報じられていました。鹿ですから歩道を歩くわけではなく、湿地帯をズカズカ歩きまわりミズバショウなどの植物を食い荒らしていて、県・環境省や地主の東京電力などはその対策に苦慮していました。試験的な鹿よけの柵などが設置されていますが、広大な尾瀬を守れるわけもなく、万策尽きて駆除ということになったのでしょうか。たしか、日光白根山では鹿の食害でシラネアオイが全滅状態になっています。しかし、鹿も好きで尾瀬などの高いところに進出したわけではないでしょう。人間に追われ追われて仕方なく山に登ったのです。何とか共存する道はないのでしょうか。

 かつての私のホームグラウンドであった丹沢もそうでした。昔は丹沢の山の奥では鹿を見ることなどはなかったのですが、今では1400~1600mの頂上付近で群れを見ることもあります。木の皮をかじった跡などもよく見かけられます。鹿の移動に伴い、丹沢では山ヒルも移動しています。昔は東丹沢でしか見られなかったヒルが、今では西丹沢にまで広がっています。この原因は鹿の移動にあると云われています。おかげで5月から10月は、山に登るときはヒルに注意しなければなりません。同じような現象は各地で見られ、群馬県では、四万温泉付近のヒルも広域に広がっています。鹿も人に追われ、ヒルに食いつかれて山を放浪しなければならず、挙句の果てに罠にとらえられて殺され、焼かれてしまうのですから、何と哀れなことでしょうか。

カタクリ(2013年3月30日 群馬県南牧村六車) 六車のカタクリの里へ花を見に行ったのですが、残念ながら高崎市などでは散っているカタクリもまだつぼみのところが多かったです。それでもいくつか見事なカタクリの群落を見ることができました。

130330

« 日本の人口 | トップページ | 沖縄沖の鉱床 »

コメント

鹿対策に早く狼の導入を! 懸念がある人はこのページを参照 http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774?page=3
http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年4月20日 (土) 12時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 尾瀬の鹿:

« 日本の人口 | トップページ | 沖縄沖の鉱床 »