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2013年4月 3日 (水)

沖縄沖の鉱床

 3月27日に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、沖縄沖100km程の伊是名海穴の海底で、有望な熱水鉱床を発見したと発表しました。熱水鉱床は、地下からの熱水が冷やされて鉱物が析出するもので、火山があればどこでもあり得るのですが、多くは海底で形成された鉱床です。私が学生の頃(1970年頃)は、黒鉱鉱床が大いにもてはやされたものです。沖縄沖の鉱床はおおよそ340万tで、鉛2.52%、金2.63g/t、銀216g/tと伝えられました。金を例にすると、今我が国にある金鉱山は鹿児島県の菱刈鉱山だけです。菱刈鉱山は1985年の採鉱開始以来200tもの金を産出していて、さらに150t以上の埋蔵量が見込まれています。年産7t程ですから、あと20年は稼鉱できます。ただし、菱刈鉱山の金の品位は平均でも50g/tと高く、地上の鉱山ですから十分採算が取れたのですが、海底ではどうでしょうか。

 私が学生の頃、金の可採品位は6g/tと云われていました。50gを越えると特鉱と云って肉眼で金が確認でき、鉱山会社が大喜びしたものです。私は鉱山実習で、意地汚く金鉱山(福島県高玉鉱山)に入り、そこの特鉱をいただいて、自然銀とともに大切に保管してあります。残念ながら沖縄沖の金の品位はそれほど高くはないのですが、鉛・亜鉛・銅・銀を伴っているのですから、工夫によっては十分に採算が取れるでしょう。資源小国の日本にとっては、つい最近のメタンハイドレートや南鳥島付近のレアアースのニュースに加えてうれしい限りです。発表資料に書いてないのですが、沖縄の伊是名海穴の水深は1600mほどでしょう。採掘するとなると特殊な機械や海底基地構築などを考えるでしょう。まるでアビスの世界になってきますね。私は宇宙になど行きたくもないのですが、海底基地が実現したら見てみたいものです。

ダンコウバイ(2013年3月30日 群馬県・南牧村) ダンコウバイは平地のサンシュユとよく似た花です。サンシュユの幹はささくれ立っていますが、ダンコウバイはつるつるしています。アブラチャン・キブシなどと同じように里山の春を告げる木の花です。

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