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2013年4月30日 (火)

山菜の季節

 我が家の庭には、タラノメ・フキノトウ・コゴミ・ギョウジャニンニクなどの野草・山菜の類が植わっていて、春になるといの一番にありがたく頂いています。タラノメは二番芽までは頂きますが、三番芽は残すようにしています。もう何回もテンプラやおひたしでいただきました。コゴミも頂きましたが、そろそろ終わりです。ギョウジャニンニクは苗を買ってきて4年ほど前に植えたものが、ようやく増え始めました。まだ一度も食べていません。まだ数年かかるでしょう。日陰に植えてある山ウドがようやく芽を出し始めました。来週には食べられますかどうですか。ギボウシやヤブカンゾウはもう大きくなってしまいました。自宅の庭の食べられる野草・山菜はフキを除けば終わりに近づいています。

 これからは、本格的な山での山菜採りになります。4月27日(土)には、西上州(西毛)の山にアカヤシオを見がてら、山菜採りに行ってきました。残念ながらアカヤシオは外れ年のようで、花を持つ木そのものが極端に少なく、寂しい山でした。今回の山菜の目当てはモミジガサです。モミジガサは東北ではシドケとも云っています。この時期は、同じようなところにヤブレガサも出ています。こちらも食べられます。モミジガサは半日陰の沢沿いや、水分の多い斜面に生えています。これを、柔らかいうちに茎から上を採り、おひたしや酢味噌和え・ごま味噌合えなどでいただきます。今年は寒かったせいか例年よりも1週間から十日遅いようです。それでもビニール袋一杯採れて、おひたしで頂いています。

モミジガサ(2013年4月27日 西上州の山で) どこの山かは言いません。小さな沢に沿って足の踏み場もないくらい生えているところですが、今年は少々遅いようです。モミジの形をした葉が特徴です。塩を少々入れてさっと湯掻いて食べることができます。

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2013年4月23日 (火)

1/3は少ないか

 昨日(4月22日)のお昼のテレビニュースで、参院予算委員会での憲法改正についての質問に安倍総理は、「6~7割の国民が変えたくても、1/3ちょっとの反対で指一本触れられないのはおかしい」と言っていました。まるで、1/3が「たった」とか「わずか」とかと言いたいようでした。憲法改正の是非はここでは問いません。しかし、憲法は他の法律とは違うもので、法律の根幹となるものでしょう。その憲法改正を、あたかも「たった1/3の反対でできない」のように言うことは、憲法が何たるかをよく理解していないのではないでしょうか。たしかにわが国の憲法は、第二次世界大戦に負けた日本に駐留した国連軍(実質はアメリカ軍)によってもたらされたものでしょう。しかし、その憲法によって70年近く比較的平穏な時代を過ごしてきたのです。この平穏さは明治以来最長でしょう。

 憲法は変えてはいけないなどとは言いません。しかし、憲法を変えるというのなら、少なくとも国民の大多数が賛成してからにしてください。安倍総理の言い草に例えるなら、「わずか1/2の国会議員の賛成程度で改正発議されては憲法がすたります」と言いたいです。憲法の重さはそういうものです。しかも、今の国会は違憲なわけですから、それを解消してから十分な議論を戦わせて下さい。1票の格差をそのままにして憲法改正などは、笑止の沙汰です。それこそが立法府としての責任でしょう。

アケボノスミレ(2013年4月20日 上信国境・矢ヶ崎山)スミレは我が国に300種類もあって、よくわからない花です。この花は、最初はタチツボスミレと思ったのですが、帰って写真を整理しているうちに、色が赤紫のやや大柄の花で、地上茎がなく、葉が出るのが遅いことから、どうやらアケボノスミレと判断しました。すぐ隣にはタチツボスミレが咲いていました。

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2013年4月19日 (金)

役所の委員会の正体

 4月18日の毎日新聞の記事です。経産省の諮問機関の委員である専修大名誉教授の鶴田委員が、六ヶ所村の再処理工場を東電持ちで視察し、視察後意見が「再処理なしの直接処分」から「再処理」へと変わったと云うものです。鶴田委員は旅費はすべて東電が負担し、温泉・商品券付きだったそうです。鶴田委員は視察後意見が変わったのを認め「いろいろ見て理解した」ためと云っているようです。それでは、今まで何も知らずに意見を述べていたのですか。大学の名誉教授のレベルはその程度ですか、役所委員は無知のかたまりですか。電力・原子力の業界が国の機関と結託し、好き放題のことを数十年にわたってしてきたのでしょうね。

 私は、委員会とか大学の先生とかがあまりにも現場を知らないと云うことは骨身にしみています。以前、東京農工大の土壌汚染の権威と云われているような先生が、ある現場での鑑定で「物質Aが物質Bと共存する場合、物質Bに物質Aが溶解して地下深部へと浸透する」(物質についてはA,Bに変えています)と述べたことがあります。この時の現場の状況は、物質Bの土壌ガス濃度は3ppm、土壌溶出量は最大0.2mg/Lでしかなく、東京農工大の先生は、この現場で本当にそのようなことが起こると考えたのでしょうか。なお、この時点では物質Aは検出されていませんでした。つまり、この先生は現場を知らず、また見もしないで理屈通りの鑑定をしたことになります。これを知った時、私はあまりにもずさんな鑑定に思わず「バカ」と云ってしまいました。その先生はMHと云います。役所の委員などもよくしている人です。

ミツバツツジ(2013年4月13日 群馬県西部・大屋山) 山にツツジが咲き始めると、本格的な春です。群馬県では、ミツバツツジ・アカヤシオ・シロヤシオ・トウゴクミツバツツジの順に咲きます。四月下旬になると1000m程度の山でアカヤシオが咲きます。楽しみです。

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2013年4月17日 (水)

水俣病の認定

 4月16日に最高裁で、提訴から11年たった水俣病訴訟2件の患者認定を認める判決を下しました。このうち熊本での提訴では、1977年に水俣病で死亡した77歳の母親のことです。提訴した息子さんがすでに母親の齢を越えて81歳になっています。国(環境省)は、水俣病を1968年に正式に公害と認め、1977年の認定基準では2種類以上の症状が現れることとしていました。その基準で認定を受けた方はたった3000人弱です。症状が1種類でも総合的に判断するという条項はあったのですが、役所は厳格に適用し複数の症状がない人は認定されませんでした。そのような人が少なくとも7万人はいるでしょう。最高裁の判決は、「複数の症状は合理的ではあるが、症状の組み合わせがなくても水俣病ではないとの科学的根拠はない」として、「国が認定しなければ、裁判所が審査して認定する」とまで言っています。

 素晴らしい判決です。司法の良識ここにありと云えます。ただし、これで同様な訴訟が増えた場合、いったい判決が下るのに何年かかるのでしょうか。当初の水俣病患者の大多数はすでに亡くなっているでしょう。もっとも望ましいのは、国が基準を柔軟に運用することです。しかし、役人と云う動物は責任を取りませんから、このような対応はできないでしょう。これを打破するのが政治と云うものです。熊本県知事は判決後直ちに謝罪し、「県として速やかに認定する」と述べました。そんなことを言うくらいならもっと早く認定すれば良かったとは思いますが、政治としては大前進でしょう。私は土壌・地下水汚染の調査と対策を仕事としているものです。水俣病は汚染の規模をはるかに超えていますが、同様の現象を扱うものとして、「疑わしきは患者の利益に」の立場に国は立ってもらいたいと思います。

アブラチャン(2013年4月13日 群馬県西部・大屋山) 面白い名前の木です。春になり、いち早く小さな黄色い花を咲かせます。ダンコウバイによく似ていますが、アブラチャンは多くの幹が株立ちしているので遠くからでも見分けられます。

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2013年4月11日 (木)

指定調査機関

 少し前の3月28日に環境省が発表した資料によると、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関の数が638機関となっていました。この法に基づく土壌汚染調査を行うことができるのは指定調査機関に限られます。法ができた当初は、一定基準を満たしていれば環境省への申請によりだれでもが指定調査機関になれました。ところが、実際には一回も土壌汚染調査をしたことがない会社がなっていたり、経験がほとんどない会社も指定調査機関になれてしまったのです。土壌汚染対策法が成立したのが2002年で、それ以来数多くの調査がなされた中で、指定調査機関の質が問題視されてきました。そのため、技術をつかさどる者に試験を課し、合格者を技術管理者として指定調査機関に設置するという義務を負わせたのです。試験は2010年から行われており、今年までは、試験に合格していなくても技術管理者がいるとみなしていましたが、この4月1日からは厳格に運用されています。

 指定調査機関は法が成立した後、最大で1670程度まで増えました。それが一気に638にまで減ったのです。まあ、環境省の目論見どおりでしょう。土壌汚染対策法が成立する前夜、この業界では仕事が大幅に増えると云う期待が高まりました。そのため、有象無象の会社が申請したのです。今回の措置はそれをふるい落したわけです。残念ながら、土壌汚染という負の仕事がそれほど増えるわけではなく、現在ではおそらく年間1000億円程度でしょう。この金額はコンビニ業界の1カ月分の売り上げの1/10にすぎません。今後もある程度の仕事量はあるでしょうが、増加するなどと云うことは期待できません。弊社を含め、業界での生き残りのための知恵が必要となってきます。

ナバナ(2013年4月7日 自宅の畑で) 4月6日から7日にかけての爆弾低気圧による雨で、裏の畑が水たまり状態になりました。ナバナはいろいろな葉物野菜の種が飛んで勝手に生えているものです。これもちゃんといただいておひたしで食べます。ちょっぴり苦めの春の味です。

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2013年4月 9日 (火)

東京都町田市教委

 町田市は、市教委が市立小学校生徒に防犯ブザーを配布しています。希望があれば私立や朝鮮学校生徒にも配布していましたが、北朝鮮情勢を理由に朝鮮学校への配布を止めていました。これがこの8日、一転して配布することになりました。中止の決定は、市教委の事務方の独断で行ったと云われています。本当だとすれば、まあ木端役人の典型と云えますね。恥ずかしいったらありゃしません。教育委員からは、中止に対して「教育委員会の使命は子供を守るためにある」として、撤回の意見が相次いだとか・・・。当然でしょう、国家がどうあれ、子供たちに何の責任があるのですか。大人として、親として、そして日本人として恥ずかしいと思いなさい。

 太平洋戦争中に、我が国は「鬼畜米英」といって、英語教育を廃止しました。まるで、それを思い出させる、町田市教委の対応です。昭和17年に海軍兵学校の校長となった井上成美は、入学試験に英語を廃止するとの方針に断固反対しました。もうその頃彼は敗戦を見越していたのです。戦後世界を目指す若者が、英語一つ話せないで日本を復興させることはできないとの信念です。海軍兵学校はジェントルマンを養成する学校だ、とも言っています。兵科を充実すると云う方針にも反対し、普通学を尊重してもいます。井上はその後海軍省の次官となり、終戦工作を行いました。戦後は、横須賀市長井の海に面した丘の上の家に隠棲し、世に出ることはなく、近所の子供たちに英語を教えて暮らしました。井上は、日本海軍最後の海軍大将として有名ですが、軍人としてよりは教育者として面目躍如たるものがあります。教育委員会は役人である前に教育者であってほしいものです。

ミツバアケビ(2013年4月7日 自宅の庭で) 山から採ってきたアケビの種を播いて4年になり、2年前から花が咲き始めました。今年はこんなに見事です。何とか実がならないものですかね。

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2013年4月 5日 (金)

デフレのどこが悪い

 現在の我が国はデフレであると云います。デフレ(デフレーション)は教科書では「物価が継続的に下落する現象」とされています。反対がインフレ(インフレーション)です。デフレになりますと、「ものが売れない→値下げする→利益が減る→雇用や給料が減る→ものが売れない」というデフレスパイラルに落ち込むと云われています。しかし、日ごろ安売りのスーパーを回っている私としては、これがデフレだとすれば、デフレのどこが悪いのだ、と云いたくなります。それほど値段が恒常的に下落しているとも思えません。開き直っておりますが、これが庶民の実感ではないでしょうか。今の政府は2%の物価上昇を目論んでおり、日銀はその政策に連動して金利をさらに下げ、通貨の量を2倍に増やそうとしています。通貨の量が2倍に増えても、給料が2倍に上がるわけではなし、物価が上昇するだけでしょう。現に円安の影響で、油・食品などは値上げされつつあります。

 たしかに雇用状態は良いとは云えません。しかし、かつての狂乱物価の時も雇用状態は最良とは云えなかったでしょう。デフレから脱却しても本当に景気がよくなり雇用が進み給料が上がるなどと云うことは簡単には望めません。インフレ側に傾き円安が進むと、輸出業者は喜びますが、輸入業者は困るでしょう。世界にものが売れるような傾向にはなるのでしょうが、本当にそうなるかは他の生産国との価格・技術競争がありますから不透明です。はっきりしているのは、輸入されるものの値段が上がると云うことです。また、インフレに伴う便乗値上げもあるかもしれません。油が上がり、ガスが上がり、食品が上がり、紙が上がり、100円ショップが200円ショップに変わるのも間近でしょうね。

ハナネコノメ(2013年3月30日 群馬県南牧村) 春になり、雪が解けると山間の沢沿いにはネコノメの仲間の花が多くなります。ネコノメソウ・コガネネコノメなどですが、それらのうち最も清楚でかわいいのがハナネコノメですね。

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2013年4月 3日 (水)

沖縄沖の鉱床

 3月27日に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、沖縄沖100km程の伊是名海穴の海底で、有望な熱水鉱床を発見したと発表しました。熱水鉱床は、地下からの熱水が冷やされて鉱物が析出するもので、火山があればどこでもあり得るのですが、多くは海底で形成された鉱床です。私が学生の頃(1970年頃)は、黒鉱鉱床が大いにもてはやされたものです。沖縄沖の鉱床はおおよそ340万tで、鉛2.52%、金2.63g/t、銀216g/tと伝えられました。金を例にすると、今我が国にある金鉱山は鹿児島県の菱刈鉱山だけです。菱刈鉱山は1985年の採鉱開始以来200tもの金を産出していて、さらに150t以上の埋蔵量が見込まれています。年産7t程ですから、あと20年は稼鉱できます。ただし、菱刈鉱山の金の品位は平均でも50g/tと高く、地上の鉱山ですから十分採算が取れたのですが、海底ではどうでしょうか。

 私が学生の頃、金の可採品位は6g/tと云われていました。50gを越えると特鉱と云って肉眼で金が確認でき、鉱山会社が大喜びしたものです。私は鉱山実習で、意地汚く金鉱山(福島県高玉鉱山)に入り、そこの特鉱をいただいて、自然銀とともに大切に保管してあります。残念ながら沖縄沖の金の品位はそれほど高くはないのですが、鉛・亜鉛・銅・銀を伴っているのですから、工夫によっては十分に採算が取れるでしょう。資源小国の日本にとっては、つい最近のメタンハイドレートや南鳥島付近のレアアースのニュースに加えてうれしい限りです。発表資料に書いてないのですが、沖縄の伊是名海穴の水深は1600mほどでしょう。採掘するとなると特殊な機械や海底基地構築などを考えるでしょう。まるでアビスの世界になってきますね。私は宇宙になど行きたくもないのですが、海底基地が実現したら見てみたいものです。

ダンコウバイ(2013年3月30日 群馬県・南牧村) ダンコウバイは平地のサンシュユとよく似た花です。サンシュユの幹はささくれ立っていますが、ダンコウバイはつるつるしています。アブラチャン・キブシなどと同じように里山の春を告げる木の花です。

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2013年4月 1日 (月)

尾瀬の鹿

 今年の群馬県は、尾瀬で増えている鹿を駆除するために、200個の罠を仕掛けるそうです。尾瀬では従来生息していなかった日本鹿が尾瀬ヶ原などで急速に増え、植物などの植生に大きな影響が出ていることは過去何度も報じられていました。鹿ですから歩道を歩くわけではなく、湿地帯をズカズカ歩きまわりミズバショウなどの植物を食い荒らしていて、県・環境省や地主の東京電力などはその対策に苦慮していました。試験的な鹿よけの柵などが設置されていますが、広大な尾瀬を守れるわけもなく、万策尽きて駆除ということになったのでしょうか。たしか、日光白根山では鹿の食害でシラネアオイが全滅状態になっています。しかし、鹿も好きで尾瀬などの高いところに進出したわけではないでしょう。人間に追われ追われて仕方なく山に登ったのです。何とか共存する道はないのでしょうか。

 かつての私のホームグラウンドであった丹沢もそうでした。昔は丹沢の山の奥では鹿を見ることなどはなかったのですが、今では1400~1600mの頂上付近で群れを見ることもあります。木の皮をかじった跡などもよく見かけられます。鹿の移動に伴い、丹沢では山ヒルも移動しています。昔は東丹沢でしか見られなかったヒルが、今では西丹沢にまで広がっています。この原因は鹿の移動にあると云われています。おかげで5月から10月は、山に登るときはヒルに注意しなければなりません。同じような現象は各地で見られ、群馬県では、四万温泉付近のヒルも広域に広がっています。鹿も人に追われ、ヒルに食いつかれて山を放浪しなければならず、挙句の果てに罠にとらえられて殺され、焼かれてしまうのですから、何と哀れなことでしょうか。

カタクリ(2013年3月30日 群馬県南牧村六車) 六車のカタクリの里へ花を見に行ったのですが、残念ながら高崎市などでは散っているカタクリもまだつぼみのところが多かったです。それでもいくつか見事なカタクリの群落を見ることができました。

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