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2012年10月30日 (火)

検察の傲慢さ

 東電女性社員殺害事件の再審初公判が開かれ、検察側は無罪を要求しました。15年にわたって新聞・週刊紙上をにぎわした問題は、無期懲役から一転無罪となり終結を迎えそうです。殺された女性社員や無罪となるマイナリさんのことはともかく、理解できないのは検察の態度です。今まであれだけ不十分な証拠で有罪を主張していて、新しい証拠が出てきて無罪に追い込まれたにもかかわらず、「捜査や検察に誤りはなかった」と云い、「ミスがなかったのだから謝罪はしない」としています。捜査や検察の取り調べにミスがあったから無実の人を無期懲役にしてしまったのでしょうが・・・。ミスがなかったと云うのなら、ミスがなかったという証拠を出しなさいよ。

 ろくに調べもせず、最初の証拠で有罪とし、反証となる証拠を無視した結果が「無期懲役」でしょう。それが捜査ですか、それが検証ですか。検察の云う通り、最初の証拠の評価はしかたなかった(検察は適切と云っている)かもしれません。しかし、その証拠だけで他の証拠を検討しなかったことは青沼という検事が云う「1年半にわたり十分に検証した結果、捜査・公判には特段の問題はなかった」と云うコメントが嘘であることがはっきりとわかります。検察は結局役人と同じで責任を取りたくないし、検察ムラを守ろうとしているのでしょうね。こんな検察が我が国の司法の番人として存在していると思うと情けなくなります。

霧の中の紅葉(2012年10月27日 群馬県下仁田町・日暮山) この山はにっくらやまと読みます。読めませんよね。1200m程の山で、当日は朝から雨が降り、山は終日雲の中でガスがかかっていました。雲の中の紅葉は少々ぼんやりしていて柔らかい赤になっていました。

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2012年10月24日 (水)

まとめて中国

 今まで何回か中国という国(正確に云うと政府)を批判してきましたが、今年はこの辺で一休みします。その前にまとめていくつか・・・。

(1) 海上保安庁が東シナ海で火災を起こした中国船の船員を救助したことに対し、中国外務省はお礼の一言もありませんでした。ただ、早く船員を帰国させろと云ったのみ。

(2) それに対して、カンボジアのシアヌーク元国王が亡くなったことで、カンボジアの中国工場で休んだカンボジア人従業員に腹を立てた中国人管理職が元国王の肖像画を破り捨てたことに対し、カンボジア警察はその中国人を逮捕し、中国外務省は非礼を認めました。非礼は中国政府でしょう。

(3) 山東省の役人が、ノーベル文学賞の選考委員に古書とか書画の賄賂を贈っていたことが当のノーベル賞選考委員の一人に暴露されました。その選考委員はすぐに返しましたが、それにもめげず山東省の当局者は他の委員にも送っていたとか・・・。

 これらは新聞の片隅に小さく載っていた記事ですから、普通は目に留まらないでしょう。もし日本がそのようなことをして明らかになったとしたら、中国の新聞は大々的に騒ぎ立てるでしょうね。日本の新聞はおとなしいものです。もうひとつ、これこそ中国という記事。中国で行われた官僚に関するアンケートで、党や政府の役人になりたいと云う人が70%いて、その理由は、「給料以外に副収入がたくさんあるから」という答えが一番だったそうです。これぞ中国でしょう。役人は賄賂や付け届けがたくさんもらえるのでしょうね。少なくとも我が国には、賄賂が欲しいからと役人を志す人はいませんよね・・・。

アカモミタケ(2012年10月20日 荒船山) キノコの写真も今年はこれを最後にします。昨晩は保存してあるアカモミタケの醤油漬けを、ロールキャベツと一緒にコンソメスープに入れてコトコト煮て食べました。煮たてた最後に片栗粉でトロ味をつけましたが、我ながらうまかったですねえ。

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2012年10月22日 (月)

キノコ三昧

 先週後半は、東京ビッグサイトで行われていた「土壌地下水環境展」に出展していて、3日間立ちっぱなしでした。くたびれ果てたにもかかわらず、土曜にはまたまた山に行ってきました。おかげさまで、キノコをたくさん採ることができました。たびたびこのブログでもキノコの写真を載せているので、私がキノコ好きであることはわかると思いますが、以前は山に登ってもキノコは眼中にありませんでした。10年以上前でしょうか、10月下旬に丹沢の加入道山から大室山に登った時、加入道の小屋に泊まりました。翌日の朝早くごそごそと小屋の外で音がし、出てみるとキノコ採りの人がいました。朝のコーヒーをごちそうすると、代わりにキノコをくれました。いろいろのキノコを見せてくれて、見分け方なども説明してくれました。その時は、ふ~んと思っただけでしたが、その日の昼大室山で休んだ時、腰を下ろしたそばに教えてもらったばかりのチャナメツムタケがありました。それからですね、キノコにはまったのは・・・。

 丹沢周辺では、チャナメツムタケ・ヌメリイグチ・ハナイグチ・ハツタケ・アカモミタケなどをよく採りました。山梨の三ツ峠ではヌメリイグチ、雁ガ腹摺山ではタマゴタケなどを採ったことが印象強かったです。高崎に越してから、いろいろのキノコを知りました。最初のころは土地感がないので、どこに何があるか分からず、しようがないから食毒不明のキノコとか食べられそうもないキノコ(ツチカブリ・チョウジチチタケ・キチチタケなど)を採っていましたが、この頃はどこの山に何があるかわかってきました。おかげさまで今年は大豊作です。とくに今年は、ヤナギタケ(ヌメリスギタケモドキ)・チャナメツムタケ・アカモミタケをそれこそ山のように採りました。採りたては炒めたり、スープにしたり、うどんに入れたりしているのですが、余ったものは醤油で煮て瓶詰にします。その瓶詰が冷蔵庫の一段を占拠するほどになりました。

チャナメツムタケ(2012年10月20日 荒船山) チャナメツムタケは別名ツチナメコともいい、ぬるぬるしたモエギタケ科のキノコです。主にブナ帯の広葉樹林や針葉樹林の倒木とか土に生えていて、今回見つけたほどの大群生を見たことはありません。ナメコよりも美味であると云う人もいます。この日は、それに加えアカモミタケも大量に採りました。

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2012年10月15日 (月)

ノーベル賞と中国

 ノーベル文学賞は、中国の莫言氏が受賞されました。おめでとうございます。残念ながら、莫氏の書いたものを私は一度も読んだことがありませんので、小説の内容の批評はしません。もっとも、候補に挙がった村上春樹氏の本も読んだことがありませんが。莫氏のことは新聞等で知るのみですが、農村出身で農村の現実を幻想的に描いているとのことです。中国では、2年前に劉氏がノーベル平和賞を受賞しましたが、中国政府は受賞を認めておらず、劉氏は今なお獄中にあると云うことです。劉氏の家には警察官が常駐し、奥さんの外出や買い物・通信を見張っているとか・・・。それにくらべて、今度のノーベル賞は、直接の政府批判でないことからか、手のひらを返したような称賛ぶりです。中国政府からみると、莫氏は毒にならないと踏んだのでしょうね。もっとも、ネット上では莫氏を体制側の人間と批判する人もいるとか。

 中国は一党独裁の国家です。中国共産党という独裁機関が、国・国民を支配しています。しかし、その基盤は盤石とは云えず、内部ではドロドロとした抗争が続けられているようです。それに比べると、日本という国はなんと平和な国か・・・。一億総ぬるま湯に浸かり、いつまでもわが世の春が続くと信じているのでしょうか。どこかの新聞のコラムに、日本は世界のリーダーにはなりえない、と書いてありました。今の政治家を見れば、そう見られるのもやむを得ないことでしょう。何といっても決断することができないのですから。

ヌメリスギタケモドキ(2012年10月13日 上信国境の山で) 北海道ではヤナギタケと呼んで珍重しています。群馬ではヤナギモダシとも云うそうです。ヤナギの倒木や老木に生えるキノコで、写真の通りたくさん見つけることもあります。この日は袋二つも採り、家に帰り醤油で煮て保存しました。酒を飲みながら大根おろしで食べれば、これはもう天国ですね。こう書いていてよだれが出てきそうです。

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2012年10月 9日 (火)

ノーベル賞おめでとうございます

 京都大学の山中教授がiPS細胞の開発でノーベル賞を受章されました。なにはともあれおめでとうございます。まだ50歳なのですねえ。まだまだこれから大きな成果を挙げられる年齢です。それと驚いたのは、山中さんは京都大学卒ではなく、神戸大学卒なのですね。そのような人が、奈良先端科学技術大学を経て、今から八年前の42歳の時に京都大学の教授に迎えられています。私は、京都大学というところは京都大学卒でなければダメなのかと思っていましたが、それこそ認識を改めました。自分自身、臨床医としてダメだったから基礎研究者の道を選んだと云うことでした。我が国にとって幸いでした。
 全世界のノーベル賞受賞の報道を見ても、あの中国でさえ好意的な報道をしています。中には自国にノーベル賞受賞者が出ないことを、自嘲的に「我が国はパクリをするしか能がないから」という意見もあるくらいです。まあ、中国で初のノーベル賞は2年前の『平和賞」で、それすら国家は認めないと云う態度でした。いずれ、後十年以上経てば中国の人も科学系のノーベル賞を受賞できるかもしれませんが、そのころまでに、ぜひ民主的に国家になっていてもらいたいものです。

カノシタ(2012年10月7日 上信国境・八風山) カノシタは鹿ノ舌ということのようで、裏側がヒダではなくザラザラしています。フランス料理では高級?食材として使われるそうですが、日本ではあまり採れませんし、よく食べると云う話は聞きません。あまり味がないキノコで、私はゴーヤと一緒にバター炒めにしました。

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2012年10月 2日 (火)

熊と山の木の実

東北から関東地方にかけて、人里近くに出没する熊が増えていると云うことです。目撃件数は東北六県では昨年に比べて2.3倍の3680件に及ぶそうです。わが群馬県でも4~8月の目撃件数は540件に達しています。東北の山形県(296件)の2倍近くです(以上の件数は、日経新聞夕刊、10月2日から)。これから熊が冬眠のために食べあさる秋は、さらに増えるのではないかと云われています。今のところ原因は不明とのことですが、林野庁ではブナの実が大不作と予測しています。そのため、出没が増えるのは間違いないでしょう。私自身は、山に登っていて熊に出会ったことはありません。熊の糞を見つけたことはありますが・・・。もしかしたか今年こそは出会うかもしれませんね。

 今年山に登っていて気がついたことは、ヤマブドウやコクワ(サルナシ)などの木の実が少ないことです。高山植物のガンコウランやクロマメノキの実こそたくさんいただきましたが、西上州の1000~1700m程度の山に登って気が付きました。昨年は、それこそ山のようにヤマブドウが採れたのですが、先週登った上信国境の鼻曲山(1655m)では、ヤマブドウとアケビは皆無でした。コクワも実をつけたツルは1本だけとさびしいものでした。熊も、山に食べ物がなければ里に下りてこざるを得ないでしょう。そして、人に殺されるのでしょうか・・・。

ホウキタケ(2012年9月29日 鼻曲山) この時は、ヌメリイグチ・カノシタ・タマゴタケなどのキノコを少し採り、キノコスープでいただきました。木の実はコクワを100gほど採って、帰ってすぐに果実酒にしました。

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