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2012年7月31日 (火)

アスペルガー裁判

 昨年7月に、姉を刺殺した発達障害(アスペルガー症候群)の弟に対し、30日の大阪地裁の裁判員裁判で、求刑16年を上回る20年の懲役刑が言い渡されました。この事件は、何とか弟を自立させようとした姉に対し、わずらわしくなった弟が殺してしまったと云うことのようです。アスペルガー症候群は高機能自閉症とも呼ばれているようで、知能障害はないのですが、自閉症気味の人を指しています。人とのコミュニケーションが苦手で、いわゆる阿吽(あうん)の呼吸などということは絶対といっていいほどできません。知能の優れた人も多く、例えばアインシュタインもそうだったのではないかと云う人がいるくらいです。確かに、社会への適用性は低いでしょう。しかし、だからと云って求刑よりも重い刑を言い渡すことはないように思えます。

 発達障害という問題がクローズアップされて、まだ30年ほどにしかならないでしょう。我が国では、例えば知能障害に対してはそれなりの保護策がすすめられてはいますが、アスペルガーに対しての対応策はほとんどなされていないようです。そのような状態の中で、「アスペルガーは社会での受け皿がない」という理由で隔離処置のような重い罪状を課すことには、どうにも理解できません。裁判官・裁判員よ、あなたたちも発達障害ではないのですか?というよりも、これは陰湿な「いじめ」ではありませんか・・・。

ニッコウキスゲ(2012年7月21日 栃木・福島県境、流石山) ニッコウキスゲで有名なところは尾瀬や霧ヶ峰など数多くあるのですが、私はこの山のものが最も好きです。最初に訪れて山の斜面一面のニッコウキスゲを見た時は、思わず感嘆の声をあげてしまいました。

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2012年7月24日 (火)

オスプレイ

 米軍の沖縄へのオスプレイ配置に対して、沖縄・岩国周辺の人だけでなく、与党内からも反対意見があがっています。オスプレイは開発以来事故率が高く、事故が心配なので反対ということのようです。こんなことを言ったら非難ごうごうかもしれませんが、オスプレイは武器です。世の中安全な武器などありません。また、航空機として見ても、100%安全な航空機もありません。米軍が我が国に基地を持っている以上、そこにそれなりの武器を配置するのは当たりまえでしょう。我が国の安全保障を米国に頼っている以上、それなりのリスクは避けられません。ただ単純に、安全が確認されるまで国内の飛行はさせないなどということは、全部とは言いませんがある部分わがままな言い草でしょう。それを、沖縄の人ではなく、山口の人が言うのですから・・・。

 沖縄の人たちは、市街地にある普天間基地に配備することはもちろん反対でしょう。それは十分に理解できます。今までも普天間基地周辺では墜落事故が起こっているわけですから。それならば、早く普天間基地を移転するという議論が起きないのでしょうか。今まで米軍が使用してきたヘリコプターは40年経ち、もはや寿命だそうです。オスプレイがある以上、ヘリコプターの代替装備は無いそうです。対中国・対北朝鮮に対する優位性を保つためにも、オスプレイが必要とのことでしょう。オスプレイの騒動を契機として、我が国の安全保障や基地移転・廃止などについて議論が巻き起こることを期待します。

ショウキラン(2012年7月21日 福島県・流石山) 兜を被った鐘馗様に見立てた名前だそうです。緑葉はなく、光合成はせずに他に寄生している植物です。

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2012年7月20日 (金)

いじめと喧嘩

 ここ2週間ほど、マスコミが大きく取り上げている問題に、滋賀県大津市のいじめ問題があります。いじめにより中学2年生がマンションから飛び降り自殺したことです。親御さんはいじめであると学校に訴え、学校はいじめなどなかったとし、教育委員会も「いじめと自殺との因果関係は不明」としていた問題です。自殺から1年近くたち、いろいろの事実が明らかになってきました。ようやく警察が動き始め、親御さんはいじめたとされる同級生3人を告訴しました。学校が行ったこの事件に関する2回にわたる生徒への昨年のアンケートでは、「自殺の練習をさせられていた」、「死んだハチを食べさせられた」、「金を貢がされた」などのいじめの典型が回答されていました。それにもかかわらず、学校も教育員会も、そして市当局も頬かむりをしてきました。驚くべき無責任さです。

 私は役人が大嫌いです。それは、役人が責任を取らない、役所は責任を取らないためのシステムとなっているからです。役人の世界では、ほとんど個人が責任を取ることはないでしょう。そのために、委員会のような集団で物事を判断するシステムを作り上げているのです。このいじめの件を見ていると、先生も役人なのだと改めて思います。校長の言い訳はまさにそれでしょう。だいたい、いじめを喧嘩として処置しなかったということ自体責任放棄でしょう。いじめと喧嘩は確かに違います。私も子供の頃よく喧嘩をしましたが、喧嘩は1対1でするものです。集団で一人を相手にするのは、すでに犯罪の域です。これが校長の言う通り喧嘩であったとしても、集団対一人は学校として何らかの措置を取るべき問題ではないでしょうか。いじめは、いじめる側がいじめと認識していなくても、いじめられる側がいじめられているのならば、それは「いじめ」です。校長・先生・教育委員・教育委員長以下、キチンと反省し責任を感ずるべきでしょう。

ハッコウダシオガマ(2012年7月7日 秋田・乳頭山) 関東周辺や中部地方のヨツバシオガマの変種とも云われています。ヨツバシオガマは花がせいぜい数段(多くても10段程度)なのに対し、ハッコウダシオガマは20段ほどにもなります。

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2012年7月13日 (金)

がんばれ首相!

 ここのところ、消費税増税をめぐっての民主党内の大混乱で、元代表や元首相の動きに腹が立って仕方がなかったのですが、それにしても野田首相の二枚腰というかねちっこさというか、たいしたものです。首相の顔が、ドジョウどころかダボハゼかナマズに見えてきました。大阪市長が本音かどうかべたほめしたのが実感としてわかります。身内を含めてこれだけ四面楚歌であったにもかかわらず、自民党・公明党とうまく連携し、衆議院での消費税増税決議をもぎ取りました。その前も、防衛大臣の問題で首相が大きく傷つくことなく、民間人(と云っても元自衛官)にバトンタッチさせました。自分自身の信念とは相いれない元代表が離党せざるを得ないようにしました。マザコンの元首相はもう影響力は発揮しきれないでしょうから、無視してもいいでしょう。

 首相は、頭の中では民主党の黄昏が見えているのではないでしょうか。首相として、政治家としての信念を曲げず、ブレもせず、政権公約を修正し、反対する者を切り、今後とも、反対する者は選挙で公認しないと言っているくらいです。おそらく、首相にとって次の選挙での敗北は想定のうちでしょう。それでも、ブレずに信念を貫いてほしいですね。毎年のように変わってきたわが国の首相の中では、ぴか一でしょう。残念ながら、次期民主党代表にはなれないかもしれません。首相も短命に終わるかもしれません。でも、ここ歴代の首相の中では、最も大きな仕事をしたと思います、それがよい仕事かどうかは別として・・・。いずれ歴史が証明するでしょう。これからも、そう長くはないでしょうがブレずにがんばってください。

コバイケイソウ(2012年7月7日 秋田・笊森山) 昨日載せた写真のエゾツツジは、今年は当たり年と書いたのですが、コバイケイソウは咲いているのはこれ1本だけでした。大外れの年のようです。

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2012年7月12日 (木)

小沢には何枚舌があるのでしょうか

 民主党を離脱した小沢が「国民の生活が第一」という訳が分からない名前の政党を、小学校1年生並みの子供たち50人ほどと作りました。本来「国民の生活が第一」とは、それを小沢が提唱したとしても民主党のキャッチフレーズでしょう。それをパクッて自分の政党の名前にするとは、よく民主党も黙っていますね。それにしても、かつては消費税増税論者だった小沢が、臆面もなく「国民の生活が第一」とはどの面下げて言えるのでしょうか。仮に、自説を反省のうえ撤回して消費税反対に回ったのだとしたら、今後の我が国の財政をどのようにして立て直すのでしょうか。小沢は、野党当時「政権を取れば財政はなんとでもなる」と言っていたのですが、政権交代後財政事情はますます悪くなりました。その責任は小沢にもあるのですよ。

 過去に自分が主張したこととまったく反対のことをいくつもしている小沢は、その点を国民にきちんと説明しないとだれも信用しないでしょう。消費税しかり、選挙・政治資金等の違反の連帯責任しかり、ガソリン税優遇措置撤廃の撤回しかりです。取り巻きが小学1年生ばかりですから知恵も力もないので、来年はみんな落第するでしょう。その時に小沢はどうするのでしょうか。しかし、東日本大震災の時何もしなかった小沢に、岩手県知事は本当について行くのですか。岩手県民はがっかりしているのではないでしょうか。

エゾツツジ(2012年7月6日 秋田駒ケ岳) 秋田駒ケ岳は我が国のエゾツツジの南限に当たっています。男女(おなめ)岳から男岳・ムーミン谷にかけては北海道に負けないくらいの群落を作っています。今年は、エゾツツジは当たり年なのでしょうか、とくに見事です。

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2012年7月10日 (火)

訳が分からん鳩山処分短縮

 民主党は、消費税法案に反対した鳩山の処分を、当初予定の6カ月から3カ月に短縮しました。「他の議員と差があることはバランスを欠く」との理由だそうです。鳩山の側近だか腰ぎんちゃくだかの松野とか云う議員が、「元首相も当選1回の議員も同じ権利がある」と言ったとか・・・。この腰ぎんちゃくは本当にそんなことを考えているのでしょうか。憲法でも、道徳の本でも権利と義務は表裏一体と教えているでしょうに、バカ男の腰ぎんちゃくはそのようなことも知らないのでしょうね。民主党の元代表であり元首相である鳩山の最大の義務は、党議に従うことです。鳩山と当選1回の議員が「同じ権利=同じ義務」などはあり得ません。そんなことを子供たちに学校で教えられますか?当然ながら鳩山の義務は他の議員よりもはるかに大きいものがあります。できないのなら離党しなさい。

 それにしてもなぜ鳩山は離党しないのか、民主党にしがみついているのか。民主党を作るときに費用の大部分を出したのが惜しいのだ、とか言う人もいます。母親からお小遣いを何十億円ももらえる人ほど、お金には執着するのかもしれませんね。鳩山は離党した小沢と連携を取って消費税増税を阻止すると云うことです。どのような連携を取るかはわかりませんが、考えられるのは内閣不信任案へ賛成票を投ずると云うことのようです。このような動きを見ていると、いったい政党政治とは何なのか考えざるを得ません。

ウサギギク(2012年7月7日 秋田・笊森山) この山では、例年ですと7月下旬に咲く花がもうあちこちで見られます。ウサギギクも高山を代表する花ですが、関東周辺ではなかなか見ることができません。

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2012年7月 9日 (月)

福島原発は人災

 国会の事故調査委員会が、福島原発事故は人災という結論を出しました。今まで、政府も東電もマスコミも想定外の津波による事故としてきただけに、大変衝撃的な結論です。津波が主原因であることに変わりはないのですが、津波の前の地震により配管などが損傷していた可能性を述べています。そうだとすると、想定外でも何でもなかったわけで、地震に対して絶対安全と言ってきたことが嘘になります。また、津波が過去の想定よりも高いものが来襲する可能性があることを報告されていながら、起こるわけはないと高をくくっていて、対策を先延ばししたことも人災とした一因でしょう。また、過剰に事故処理の現場に介入したとして、当時の首相をはじめとした首相官邸に対しても、手厳しい結論となっています。当時の原発所長と官邸や東電お偉方とのやり取りの再現は、現場を預かる人間としてはやりきれない徒労でしょう。

 私は事故当時、事故は津波が原因と完全に信じ切っていました。ですから、この事故のすべての責任を東電に負わせるのは酷と思っていたのですが、今までの東電の対応を1年4ヶ月見てきた限りでは、やはり東電の責任が大きいでしょう。だからと言って、政府に責任が無くなるわけではなく、東電の方針に逆らうことができなかった(しなかった)安全保安院を含めた原子力に関係する政府諸機関の責任はもっと大きいものがあるでしょう。当面経済バランスを考えると電力を原子力に頼らざるを得ませんが、脱原子力を本気で考える時期に来たことも確かでしょうね。

コマクサ(2012年7月6日 秋田駒ケ岳) 関東周辺の山は、昨年に比べ花が2週間ほど遅いのですが、東北の山は逆に早くなっています。雪も去年より少なく、コマクサ・エゾツツジ・ウサギギクなどがはや盛りを迎えつつあります。

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2012年7月 4日 (水)

南鳥島沖のレアアース

 少し古いのですが、6月末の新聞紙上に南鳥島近海の海底でレアアースを見つけたとの記事が載っていました。東京大学などの国際チームが発見したもので、水深5600mの海底に680万tの埋蔵量があると云うことで、国内の消費量の200年分に相当するとのことです。この海域は我が国の排他的経済水域に当たります。レアアースはほぼ全量を中国に頼っており、中国頼みを脱却することが我が国の先端技術を維持するために必要なことです。その点では喜ばしいことですが、果たして本当に採掘できるのでしょうか。同じような問題に、メタンハイドレートがありますが、まだ経済的に採掘するめどは立っていません。

 私が学生だった頃、同じような話題になっていたものにマンガン団塊(ノジュール)があります。直径1~10cmほどの球体で、マンガン・鉄を主とし、銅・ニッケル・コバルトなどを多く含むものです。マンガン団塊そのものは100年以上前から知られていましたが、1970年代に全世界の水深4000~6000mの海洋底に分布していることが分かってきました。しかし未だ持って商業的に開発されているとは聞いていません。いずれも情報としては喜ばしいことなのでしょうが、実際に採掘できるかどうかを考えると手放しで喜べるものではありませんね。

ユキワリソウ(2012年6月30日、浅間外輪・草すべり) 車坂峠から登り、黒斑山への途中のトーミの頭から、火口原の湯の平に下れます。かなりの斜面を一気に300m下るのですが、途中には一面のユキワリソウの群落があります。関東近郊の山では珍しいほどの規模です。

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2012年7月 2日 (月)

論文捏造など

 先週は、気になるニュースがたくさんありました。おかげで週3回ブログをアップしたくらいです。週末もニュースが多かったですね。東邦大の元准教授が、1990年から2011年の22年間に、212本の論文を書き、そのうち172本に捏造が認められたとのニュースがありました。凄いですね、ほぼ年10本のペースです。粗製乱造ならいざ知らず、そんなに多くのまともな論文が書けるものですかね。医学を含め科学論文は、新しいこと、独創性があること、などが要求されます。それを、年間10本近くも22年間発表し続けるのですから・・・。凄いの一言です。このニュースを読んで、かなり昔の考古学の捏造を思い出しました。古い石器を故意に埋めておき、それを取り出してあたかも新発見のようにふるまったものです。その人はゴッド・ハンドと呼ばれていました。東邦大では論文の多さが出世の糸口になるとか・・・。でも、みんな胡散臭さを感じていたのではないでしょうか、52歳で准教授ですから。

 ザ・ピーナッツの伊藤エミさんに続き、地井武男さんも亡くなりました。ドラマ「北の国から」で1981年から20年間にわたり中畑木材の中畑和夫役をやってきました。一番最後のスペシャルドラマ「2002遺言」で奥さんをがんで亡くし、号泣しながら大工仕事をしていた演技を思い出します。実際に地井さんは、直前に本当の奥さんを亡くしていたそうです。7月7日にBSフジで「2002遺言」を再放送します。合掌・・・。

イワヒゲ(2012年6月30日 浅間外輪・仙人岳) 浅間山の外輪山の蛇骨岳から仙人岳・Jバンドにかけては、ミネズオウ・イワヒゲ・ツガザクラが沢山あります。そのほかの高山植物も多くて、高い樹もなくアルペン的な尾根歩きができるところです。

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