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2012年3月29日 (木)

故郷は遠くにありて・・・

 福島原発の地元の自治体がいろいろなことを考え始めています。ある町では今帰れないならば、分散していくつかの居住単位を作ることを考えているようです。第一原発があった大熊町では、町全体を「帰還困難区域」とすることを政府に求めようとしています。そうすると、帰れないのですから道は二つしかありません。町としての共同体を別の地域に構築するか、町そのものを解散して移住した土地に溶け込むかです。30年、50年と帰れないのなら、故郷そのものが消失するのと同じことでしょう。帰れない故郷は、遠くで想うしかできないのです。町長の決断は極めてつらいものがあるでしょう。

 40年ほど前に、日本は太平洋に沈没しました。と言っても小説の上ですが・・・。故郷を失った民は世界に散り、各地で共同体を作り上げました。オーストラリアに作られた臨時政府の首相は、熱帯地方や海上のメガフロートに大規模共同体を作ろうとするのですが、地球シミュレータが予測した気候変動(氷河期襲来)の影響により不可能なことがわかってきます。次期首相は、共同体を作ることをあきらめ、地球の隅々に溶け込むことを考えます。と、うろ覚えながらこんな筋書きだったと思います。小説(実質は谷甲州執筆)は駄作なのですが、東日本大震災の後ですと考えさせられる内容です。もっとも、遠い未来には、日本人はノアの箱舟のような宇宙船に乗り込んで、宇宙を目指すことになりますが・・・。

ミスミソウ(2012年3月19日 家の庭で) ユキワリソウとも呼ばれ、中部以西の山地に見られるそうです。残念ながら私は自生しているのを見たことはありません。これこそ別名のごとく、雪解けとともに咲く花です。

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2012年3月21日 (水)

ぎっくり腰

 私の持病?にぎっくり腰があります。先週水曜日に、会社で再発しました。おかげで土・日と家でゴロゴロし、ついでに月曜日も休んでしまいました。最初にぎっくり腰になったのは、北海道に住んでいた若かりし三十代の頃、コア箱を持ち上げてやってしまいました。その時はそれほど痛くはなく、医者にも行きませんでした。1年ほど後にボーリング現場の雪かきをしていて再びやってしまいました。2月の旭川郊外の上川町で、ボーリング地点を出すのに、1mほどの雪を掘っていたのです。上から掘っていくとだんだんと腰が曲がってきて、気が付いたら痛めていました。上川駅から札幌まで特急に乗って1時間ほどが長かったこと。這うようにして家にたどり着いたのを覚えています。医者に行きレントゲンを撮ると、普通のヘルニアと違い腰骨がずれているのではなく、骨と骨とがくっついているとのことでした。医者は楽しそうに、「これは治りませんよ、一生友達と思って付き合ってください」と言いました。歯医者もそうですが、医者は人間じゃあないですね。

 それからは数年に一度はぎっくり腰です。アフリカのザイールに1年いた時は、コンテナの屋根から飛び降りた時にやりました。月に一度首都の日本大使館に報告するために、車(ランドクルーザー)で500kmの道を走るのがつらかったですね。もちろん舗装道路なんかではありませんでしたので・・・。ここ10年ほどは無かったことですが、会社で椅子から立ち上がる時に姿勢が悪かったのか、久しぶりにかなり痛い目にあっています。痛みが引くまでまだ数日はかかるでしょう。いてててて・・・・。

クロッカス(2012年3月18日 家の庭で) 天気が悪いのと、腰が痛いのとで山にも行けず、腰をさすりながら庭で写真を撮っています。ようやく梅が咲き始め、20日には三分咲きとなりました。

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2012年3月13日 (火)

3.11から1年

 昨年の3月11日から、早1年がたちました。あの時、私は都内のお客さまを訪ねる途中でした。突然の大きな揺れに、目の前の細長いビルがまるで鞭のようにしなって見えたことをはっきりと覚えています、。その後、2時間ほど歩いて東京駅までたどり着き、地下通路に座り込んで、テレビに映る津波の映像に見入っていました。スマトラの巨大津波の記憶と重なりました。あれから、もう1年がたちました。11日のテレビは、朝から特集を組んで、現地からの中継も多くありました。その中で、女のアナウンサーか誰かが、現地に慰霊に来た被災者・被害者に「今のお気持ちはいかがですか?」などと、馬鹿なことを聞いていました。無神経・無教養・馬鹿の骨頂に見え、その日は以後テレビを見ませんでした。

 1年経ってもガレキの処理はほとんど進んでいません。宮城県女川町のガレキの量は、町が処理できる量の100年分以上だそうです。明治三陸大津波の時のガレキの量は分かりませんが、これほど多くは無かったでしょう。それだけ文明の発達によりガレキの量も増えたと云うことでしょうね。こうなると、地元自治体で処理できる量はたかが知れていると、算数を知らなくてもわかるはずです。日本全体で負担しなければならないのに、各地では処理の受け入れが住民の反対にあっているとか・・・。エゴここに極まれり。もはや、自治体が自主的に受け入れるというシステム自体に無理があるのです。危険な思想かもしれませんが、時限立法で非常事態と同じような強制的な手法が望ましいのでは、と思うこの頃です。

 ドナルド・キーンは、「復興の早さは、忘れ去る早さ」のようなことを書いていました。確かにそれはあるでしょう。もちろん、復興が遅ければいいというわけではありません。早い方がいいのですが、忘れ去られる早さを彼は恐れているのです。3.11の前日は「3.10東京大空襲」の日でした。B29数百機による無差別爆撃で、死者10万人と言われています。死者数は、震災よりもはるかに多いのですが、もはや取り上げるマスコミもほとんどないありさまです。うすら寒い気がします。

フクジュソウ(2012年3月3日 我が家の庭で) 例年よりも2週間ほど遅くフクジュソウが満開になりました。13日現在、我が家の梅はまだ一輪も咲いていません。

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2012年3月 6日 (火)

東電株主が東電に賠償請求

 福島原発の事故で安全対策を怠ったとして、東電の個人株主42人が東電の経営陣に対して5.5兆円の損害賠償請求の訴えを起こしたという記事が新聞に載っていました。我が国での民事訴訟額として史上最高だそうです。本当かいな、5.5兆円ですよ。しかも、事故の直接の被害者ではなく、株主が起こしたのですから、私には理解できません。「超地震大国の日本で漫然として原発を建設、運転した」罪だそうです。原告代理人の弁護士は「被災者に塗炭の苦しみを与えた人たちを許さない」と言っています。これらの言葉に大いなる違和感を持ち、腹立たしさを覚えるには私だけでしょうか。今まで東電の株で甘い汁を吸ってきたのは誰ですか。その上、事故でなお甘い汁を吸おうというのですか。訴訟の矛先が違うでしょう。

 会社は株主のためにあるのが資本主義の原則です。しかし、今この時、東電あるいは取締役が株主に対して5.5兆円の賠償ができる能力があるかどうか、株主であれば判断できるでしょうに・・・。もっとも、5.5兆円を事故の被害の本当の救済に充てるというのならまだ話はわかりますが、そんなことはないでしょうね。東電も東電なら、株主もこんなものなのですかね。この理不尽・不条理を誰にたたきつければいいのでしょうか。

マンサク(2012年3月3日 高崎市吉井町の八束山麓にて) 震災・原発事故から1年がたち、自然は何事もなかったかのように春がめぐってきました。今年は春が遅かったのですが、マンサクは春一番に「まず咲く」ことから名前がついたといわれています。

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2012年3月 1日 (木)

国産CDはなぜ高い

 新しくソニーのウォークマンを買って、帰りの新幹線の中で音楽を聴き始めました。それと同時に、古いLPのCD化を始めました。ほとんどのLPはMDに落としてあるのですが、もうMDデッキを売っていません。我が家のMDデッキが壊れたら、MDを聞くことができなくなるでしょう。CDの方がまだ寿命が長そうなので、改めてLPをCD化しようと思い立ったわけです。すでにUSBでパソコンと接続できるソニーのプレーヤーを2年ほど前に買ってありましたので、ソフトをインストールして先週の日曜日に試みました。これがなかなか難しいのですね。パソコンへの取り込みは簡単にできるのですが、編集ができません。とくにトラック間の分割が自動でうまくいかず、手動で行う機能すらありません。仕方がないので、分割できるようなフリーソフトをダウンロードし、昨晩試したらようやくうまくいきました。この分では主なLPをCD化するのには1年以上かかりそうです。

 ところで、ウォークマンにCDを落とすのは簡単です。CD1枚は10分ほどでしょうかね。私のウォークマンは公称4GB(実質3.3GB)ですので、50枚ほどのCDが入るはずです。今日新たにアデルの19と尾崎豊の誕生が届きますので、これも入れる予定です。しかし、アデルの19は輸入版ですと846円(Amazon)ですよ。先日買ったPink Martini & Saori Yukiの1969も、国産は3000円するのに、輸入版は一番安いもので1188円(同)です。なんでこんなに値段が違うのですか。CDの売り上げは年々急減しているようですが、値段の高さも影響しているのでしょうね。もっとも、40年前のLPは1800円が標準でしたから、物価・所得の上昇を考えたらそれほど高いとは言えないのでしょうが、輸入版と比べると「高い」という印象はぬぐえません。レコード会社さん、もっと安くしてください。

スノードロップ(2012年2月25日 自宅の庭で) 春一番に、フクジュソウやスイセンとともに咲く花です。洋ものはあまり好きではないのですが、これは春を感じさせる例外で好きな花です。ちょうど、29日に雪が降り、名前のとおりになりました。天使が雪を花に変えたという伝説があるそうです。

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