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2011年9月15日 (木)

災害と暮らし

 土木学会が東日本大震災の津波の溯上高が、宮古で39.7mに達していたと発表しました。吉村昭の本「三陸海岸大津波」に、1896年の津波の高さが50mにもなったことが記されていましたが、今度の津波も場所によってはそのくらいにはなっていたのでしょう。今もまだ被害を受けた自治体では、津波を防ぐ手立てをハードで行うかソフトで行うか、議論している状態です。先日のTVでも、いわき市の住民が高台移転を望んでいるのに、市では現状での再建を図ってることが報じられていました。予算がないとの理由です。国や県からの補助があったとしても、高台に住宅地を造成しライフラインを整えるのには莫大な費用が必要であることは間違いないでしょう。自治体の苦悩も理解できます。かといって、今まで海と共に暮らしてきた人に、海から離れた高台で暮らせというのも、酷な話でしょう。

 日本は、災害大国です。津波だけではなく、もちろん地震もそうですが、火山・台風・豪雪・地すべりなど、それらの災害が起こりにくいイギリスなどの国の人々には理解しがたいことでしょう。しかし、日本人は昔からそれらの現象を身近に感じて暮らしてきたのです。北海道の有珠山や、雲仙・普賢岳の例を挙げるまでもなく、人々は災害を身近に感じつつ生き、暮らしてきました。長野県の山の中では、部落ごと地すべりに乗って移動した例も見たことがあります。我々は、それら災害と今後とも長く一緒に暮さなければならないのです。東京・大阪のような大都会でも同じことです。災害は自然現象です。もちろん人災の要素もあるでしょうが、主は自然現象です。そうであれば、ハードだけに頼るのは無理というもので、災害は必ず起こり、ある程度の被害は避けられないという前提に立って防災対策を立案すべきでしょう。自然災害に対し、100%の安全保障など出来ないのですから・・・。

シラタマノキ(2011年9月10日 長野県・高峰山) 9月に入ると、山の花は極端に少なくなります。そのかわり、コケモモ・ガンコウラン・マイヅルソウ・クロマメノキなどの木の実が楽しみになってきます。シラタマノキは、花だか実だかよくわかりません。花は小さな釣鐘型なのですが、いつの間にかこんな形の実に化けます。蕚が大きくなったものだそうです。

110910

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