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2011年9月29日 (木)

気になるポスター

 わが社が入っているマンション1階のエレベーターのわきに、下の写真のようなポスターが貼ってあります。東京消防庁というれっきとしたお役所のポスターです。今回は何も言いません。これを見た人が何を感じるかです。石原さんは当然ながら知らないでしょうね。

 と書いたのですが、わが社の社員が、「あれは偽物ですよ」と言ってきました。確かめたところ、何かの雑誌の付録の写真に、東京消防庁の名前や標語を巧妙に張り合わせたものであることが分かりました。ブログを削除しようかとも思ったのですが、社員から「間違えた」ということで残しておいたら、という声がありましたのでそのまま残します。石原さん、ごめんなさい。

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2011年9月22日 (木)

「日本沈没」再読

 小松左京が亡くなって、本屋には「日本沈没」などの著作が並んでいます。思わず、小学館文庫の同書を買ってしまいました。オリジナルは光文社のカッパノベルズで、我が家の本棚には茶色くなったものが残っています。初版は1973年だそうで、以前にも書きましたが、プレートテクトニクスに基づき、日本を沈没させています。このころはまだプレートテクトニクスという言葉すら用いられていませんでしたが・・・。この本の中で、日本沈没を予想した田所博士が地震の規模について述べた個所があります。少々長いですが引用してみます。「一つの地震によって放出されるエネルギーの最大値は、地殻の性質によって、マグニチュード8.6-5×10の24乗エルグを超えることはない。(中略)日本で今まで記録された最大の地震は、1933年の三陸沖大地震のマグニチュード8.3だ。(中略)しかし-これから、過去において、一回も起こらなかったようなことが起こるかもしれない。たとえば-一単位地震体積当たり、5×10の24乗エルグのエネルギーをたくわえた地殻がいくつもならび、それが一斉にエネルギー放出をやったらどうなるか?そんなことは絶対起こり得ないといいきれるのか?」

 今回の東日本大震災のことを見事に言い当てています。東日本大震災まで、複数の地震域が連動して動くということは想定されていませんでした。しかし、東日本大震災以後、例えば東海から南海までの地震域が連動することを考えています。小松左京は京大文学部出身です。その作家がここまで述べていることに改めて敬意を表します。小説では、この後すぐに関東大地震が起こります。吉村昭の「三陸海岸大津波」の描写が淡々としていたのに対し、小松左京の描写はまるで実際に、その場に放り込まれたようなすさまじさです。過去の地震のマグニチュードは、現在では小松左京が述べたものと異なってはいますが、それにしても小松左京のすごさを思い知らされました。

ゴゼンタチバナの実(2011年9月18日 上信国境・堂岩山) 堂岩山は白砂山に連なる2000m程の山で、頂上の西側は針葉樹に覆われていますが、東側は白砂山までハイマツがかなりの密度で生えています。堂岩山から白砂山までは1時間ほどでいけるのですが、この日は堂岩山から南に折れて八間山へと行きました。マイヅルソウ・コケモモ・ゴゼンタチバナなどの実が、ルビー色に輝いていました。

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2011年9月21日 (水)

放射能騒ぎ

 この間の京都の大文字焼の薪騒ぎでうんざりしていましたが、今度は花火です。愛知県の日進市で予定されていた花火大会で、使われる予定だった福島県製造の花火に放射能があるのではないかとの市民からの問い合わせやメールなどがあり、福島県産の花火の打ち上げを中止するということです。実際に放射能があるかどうかは確かめられていません。仮に少々放射能があるとしても、原子爆弾ではあるまいし、打ち上げられた花火が放射能をまき散らすわけではないでしょうに・・・。あまりにも福島県の人に対して恥ずかしいと思いませんか、日進市の市民よ。こんなことでは、以前つくば市のおバカさんが福島県から来る人に放射能検査を要求していたようなことが、日本全国で起こるのではないでしょうか。農産物ならまだ話がわかります。しかし、花火や薪ですよ。そのうち、福島県を通過する車や列車も除染対象になるのではないですかね。日本人の無知を世界の人々があざ笑う状況になりそうです。

 わが群馬県でも、赤城山の大沼に生息するイワナでセシウムが検出されました。イワナは大沼のワカサギを食べて育つそうです。ということは、ワカサギにもセシウムが含まれていることでしょう。先日、上信国境の山に行き、キノコを採ってきました。福島県でセシウム騒ぎがあったチチタケです。しっかりと油炒めにしていただきました。たかが放射能で、好きなキノコが止められるか・・・!!。

チチタケ(2011年9月18日、上信国境・堂岩山) 8月から9月にかけて登山道の縁などに生えています。写真の通り傷をつけると白い乳が出ます。この乳は辛いので、家に持ち帰ってから水でさらして辛みを抜いて料理します。たくさんとれると醤油漬けにするのですが、少ない時はうどんに入れるか油炒めが一番です。

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2011年9月15日 (木)

災害と暮らし

 土木学会が東日本大震災の津波の溯上高が、宮古で39.7mに達していたと発表しました。吉村昭の本「三陸海岸大津波」に、1896年の津波の高さが50mにもなったことが記されていましたが、今度の津波も場所によってはそのくらいにはなっていたのでしょう。今もまだ被害を受けた自治体では、津波を防ぐ手立てをハードで行うかソフトで行うか、議論している状態です。先日のTVでも、いわき市の住民が高台移転を望んでいるのに、市では現状での再建を図ってることが報じられていました。予算がないとの理由です。国や県からの補助があったとしても、高台に住宅地を造成しライフラインを整えるのには莫大な費用が必要であることは間違いないでしょう。自治体の苦悩も理解できます。かといって、今まで海と共に暮らしてきた人に、海から離れた高台で暮らせというのも、酷な話でしょう。

 日本は、災害大国です。津波だけではなく、もちろん地震もそうですが、火山・台風・豪雪・地すべりなど、それらの災害が起こりにくいイギリスなどの国の人々には理解しがたいことでしょう。しかし、日本人は昔からそれらの現象を身近に感じて暮らしてきたのです。北海道の有珠山や、雲仙・普賢岳の例を挙げるまでもなく、人々は災害を身近に感じつつ生き、暮らしてきました。長野県の山の中では、部落ごと地すべりに乗って移動した例も見たことがあります。我々は、それら災害と今後とも長く一緒に暮さなければならないのです。東京・大阪のような大都会でも同じことです。災害は自然現象です。もちろん人災の要素もあるでしょうが、主は自然現象です。そうであれば、ハードだけに頼るのは無理というもので、災害は必ず起こり、ある程度の被害は避けられないという前提に立って防災対策を立案すべきでしょう。自然災害に対し、100%の安全保障など出来ないのですから・・・。

シラタマノキ(2011年9月10日 長野県・高峰山) 9月に入ると、山の花は極端に少なくなります。そのかわり、コケモモ・ガンコウラン・マイヅルソウ・クロマメノキなどの木の実が楽しみになってきます。シラタマノキは、花だか実だかよくわかりません。花は小さな釣鐘型なのですが、いつの間にかこんな形の実に化けます。蕚が大きくなったものだそうです。

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2011年9月 7日 (水)

脱原発

 菅前総理が脱原発を打ち出して以来、やれ縮原発だ、やれ脱原発だと、閣僚や現総理が大騒ぎです。私も福島原発事故が起こった当初、「原子力は神の火で、本来人間が手に入れるべきものではなかった」のようなことを言いました。このようなことはおそれを知らぬ所業で、人間が制御できるものではないと思ったからです。しかし現実には、人間は神の火を制御できると考え、武器としてだけではなく、利用できるエネルギーとしているのです。この現実から目をそむけるべきではないでしょう。科学は後戻りすることができないのです。一度知りえたことを完全に放棄することは文明の後退を意味します。今すぐ原子力発電を中止し、すべての原子力利用をやめることは出来ないでしょう。

 遠い将来、原発に依存しないでエネルギーを供給することは可能かもしれませんが、今すぐすべての原発を廃止すべきという意見は少々乱暴と言えるでしょう。私は、縮原発の考えで、順次廃炉していくべきと思っています。しかし、原子力利用をまったく廃止すべきではありませんし。原子力の研究は続けるべきでしょう。そうしないと、世界の技術から取り残されます。かつて、日本は北海道から九州まで炭鉱が数多くありました。今では、我が国で採算がとれる炭鉱はありません。それでも国策で採炭などの技術は維持しています。原子力もそれと同じでしょう。商業用原発がなくなっても、東海村などで原子力の利用の研究は続けてもらいたいと思っています。

タチフウロ(2011年8月31日 富士山麓・朝霧高原) 毎年、朝霧高原の研修センターで、土壌・地下水汚染の講義をしています。すぐ隣に道の駅があって、そこの小山にタチフウロ・マツムシソウ・女郎花などの花々が咲いています。

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2011年9月 5日 (月)

野田さんに期待すること

 先週は、月曜日から水曜日まで富士山の麓の朝霧高原にある富士教育訓練センターの研修会や、木・金曜日は江東区有明のビッグサイトでの土壌・地下水汚染浄化技術展に出ていました。富士では土壌・地下水汚染の講義や実習を担当していました。この研修では、机上の講義だけでなく、実際に土壌ガス採取を行ったり、ボーリングマシンに手を触れることができます。しかし、朝8:20から夜8:30までの講義は、さすがに疲れます。展示会は、去年に比べると出店社数が半減しています。入場者数は3日間で18000人ほどで、去年と比べてどうだったのですかね。弊社のブースはおかげさまで盛況で、多くの方が弊社の技術について質問してくださいました。また、私にとっては1年に1回のこの業界の同窓会みたいなもので、懐かしいお顔を拝見するのも楽しみです。

 富士に行っている間に、民主党代表に野田さんが選ばれ、菅総理の後を引き継ぐことになりました。外国では「NODA, Who?」と言われたそうですが、日本でも「野田さんて誰?」の驚きでしょう。就任のドジョウコメントなどが新聞紙上をにぎわしていましたが、総じて好意的な見方をしているようです。確かに、興石さんを幹事長に選んだり、前原さんを政調会長に選んだり、それらの下にまた意味深な人を配置したり、面白い人事を行っていると思います。少なくとも市民運動家やニュースキャスターなんかよりは良い政治をしてくれるものと期待しています。奇をてらわず、地道に取り組んでください。少なくとも1年で投げ出したり、往生際の悪い真似はしないでもらいたいと思います。がんばってください。

イブキジャコウソウ(2011年8月6日 谷川岳) この頃週末はずっと雨で、山にもしばらく行っていません。しかし、先週の雨はすごかったですね。確か高崎では5日間か6日間、大雨警報が出っぱなしだったでしょう。おかげで、裏の借りている畑は海のようになってしまいました。

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