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2011年7月22日 (金)

土壌汚染対策法改正施行規則(2)

 2回連続で難しい話が続きます。改正施行規則第14条の2には不思議な記述があります。第14条は、調査時に試料採取を省略した時のことに触れたものです。第1項の2に「第10条の3第1項第5号の測定において当該測定に係る土壌の特定有害物質による汚染状態が土壌溶出量又は土壌含有量基準に適合しないものであること。」と記述があります。そのすぐ後の第2項には、「前項の規定により試料採取等を行わなかったときは、調査対象地の区域(括弧書き内省略)を、当該試料採取等対象物質について土壌溶出量基準(括弧書き内省略)及び土壌含有量基準に適合しない汚染状態にある土地とみなす。」とあります。翻訳しますと、「昭和52年以後の公有水面の埋立地で1ヶ所でも基準を超過していることが明らかになり、その他の区画の試料採取を省略した場合は、調査対象地全域を土壌溶出量・含有量に適合しない土地とみなす」ということになりますかね。

 ここで面白いのは、「1ヶ所でも基準を超過していたら・・・」が第二溶出量基準超過であった場合でも、ただの溶出量基準超過とみなされることです。昭和52年以前の埋立地は、このような場合は第二溶出量基準超過の土地とみなされるのに、です。新しい施行通知には、昭和52年以後の埋立地は「第二溶出量基準を超えるような高濃度の土壌汚染は想定されない(14P)」としていて、そのため、実際に調査して第二溶出量基準を超過していても、超過していないものとみなしてしまうのです。つまり、黒であっても、そんなことは想定していないから白とみなす、というわけです。想定していないことは起こり得ないということですか。本当にそんなことを規定しているのか疑いますが、私の解釈が間違っているのですかね。それとも、どこかに裏があるのでしょうか。

ミヤマウスユキソウ(2011年7月3日 秋田・笊森山) 別名ヒナウスユキソウと言います。至仏山や谷川岳にはよく似たホソバヒナウスユキソウがあります。

110703

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