« 福島原発、止水材とトレーサー | トップページ | 地震と井戸 »

2011年4月 6日 (水)

福島原発の損害賠償

 政府は、福島原発の事故で生じた損害は、東電が負うべきとの見解を示しています。これは、原子力損害の賠償に関する法律(1961年)第3条第1項に、「原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。」と記載されているからです。ところが、同じ条文のただし書きには、「ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。」となっています。政府は、福島原発の事故はこの例外規定には当てはまらず、すべて東電に責任があると言っています。「異常に巨大な天変地変」とはどのようなものでしょうか。役人も東電も学者も「想定外」を連発した1000年に一度というM9の大地震と10mを超える大津波が「異常に巨大な天変地変」でなかったら、どのような災害が該当するのでしょうか。教えていただきたいものです。

 東電に責任が全くないとは言いませんし、東電は最大限の賠償責任を負うべきです。しかし、法のただし書きに書いてある通り日本語として読めば、東電は免責となるはずでしょう。政府の見解は、日本語を曲げるものです。憲法9条の戦力の規定を曲げたのと同じですね。軍を自衛隊とし、階級の名前を変えて、世界で有数の戦力を誇る自衛隊を軍隊ではないというのと同じです。もっとも、私は自衛隊(国を守るという意味での軍隊)は必要と考えていますが・・・。法律とは、本来は万人が読んで理解できる言語で記述していただきたいし、可能な限り解釈の相違が出ないようにすべきと思います。

エイザンスミレ(2011年4月3日 家の庭で) タチツボスミレと同じように春一番に咲くスミレです。普通のスミレと違って、葉が3つか5つに裂けています。同じような葉をもつヒゴスミレは西日本に多く分布しています。

110403_2 

« 福島原発、止水材とトレーサー | トップページ | 地震と井戸 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 福島原発、止水材とトレーサー | トップページ | 地震と井戸 »