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2011年4月26日 (火)

天下の暴論-年寄りは好きにさせたらいい-

 福島原発から20km圏は警戒区域とされ、立ち入りが禁止されました。しかし、着の身着のままで避難を余儀なくされた人たちは、荷物を取るなどのために一時的に帰宅を要望していました。政府はようやくその期待にこたえるべく、5月の連休明けに一時帰宅を認めるそうです。しかし解せないのは、15歳未満や高齢者は認めないということです。また食品や家畜の持ち出しも認めないとか・・・。15歳未満はともかく、お元気な高齢者は一時帰宅を認めたらいいでしょうに。その地区に長く住まわれて、最も愛着を持っている人はお年寄りでしょう。高齢者が何歳以上を言うかは知りませんが、一番家に帰りたい人たちを無視しているような気がします。いいではないですか、一時的であれば帰宅を認めても・・・。もっと言わせてもらえれば、大きな影響がない範囲で自宅に住むことも認めたらいかがでしょう。

 だいたい放射線量の基準値が一律であることがおかしいのです。WHOは1年間に浴びる放射線の量を1ミリシーベルトにしているとか。そもそも、環境基準などもそうですが、健康に対する基準というのは、その基準値の物質を一生涯(70年程度)摂取し続けても、害が生じる確率は1/10万程度で設定しています。おそらく、放射線量もそうでしょう。そうだとすれば、幼児ならいざ知らず、お年寄りは70年も摂取し続けることはあり得ないのですから、弾力的に運用してもいいではないですか。年寄りの私が言うのですから認めていただきたいものです。60歳以上(50歳以上でもいいかな)は例外基準を設けてください。

オダマキ(2011年4月17日 家の庭で) 先回ヒトリシズカをお見せしたので、今回はシャレのつもりでオダマキです。

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2011年4月19日 (火)

つくば市の放射能検査要求

 つくば市が、福島原発から避難してきた人たちに、放射能検査を要求していたことがばれてしまいました。よりによってこの時に、それこそあてもなく、不安だらけで避難してきた人たちに、論外の要求をするものです。つくば市の市長や担当者に「お前たちはそれでも人か!」と言いたくなりますし、あまりにも情けなくて、これが同じ日本人かとも思います。放射能に汚染された野菜などを食べないということは分かります。しかし、まだ何ら人的な被害も生じていないうちに避難した人たちに、放射能検査の要求をするとは・・・。放射能は病気ではないのだから、人にはうつりませんよ。それともつくば市は、広島や長崎の市民や東海村の人たちにも放射能検査を要求しますか?

 つくば市は、国が計画的に研究機関などを誘致して、いわゆる「研究学園都市」として発展してきた市です。筑波大学・産業技術総合研究所・農村工学研究所などとともに、民間の研究施設が数多く立地しているエリアです。いわゆる、我が国における科学技術のメッカともいえるところでしょう。科学万博が行われたところでもあります。その地域を所管するつくば市が、科学技術の何たるかを知らずにこの体たらくとは、「つくば市よ、恥を知りなさい!!」、と黄門さまも怒っていることでしょう。

ヒトリシズカ(2011年4月17日 家の庭で) ヒトリシズカは、沢沿いの日当たりがあまり良くない道端にひっそりと咲いている花です。この花を見ると「しづやしづ しづのをだまきくり返し・・・」の、言葉が浮かんできます。

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2011年4月15日 (金)

外国人の日本離れ

 東日本大震災以来、外国人が日本から脱出する事態が続いているようです。主な原因は福島原発でしょうが、地震のない国から来た人たちは、余震に怯えているということもあるのでしょう。我が社の近くの中華料理屋も、震災の後、急に休んでしまいました。日本を脱出して、安全?な中国に帰ったとの、もっぱらの噂です。吉野家では200人も外国人が辞めたとか。でもねえ、東京が本当に危険でしょうかねえ。福島原発から200kmも離れていますよ。お宅の国のほうがよっぽど危険と思いますが、違いますかね。日本政府の対応が悪いとか、東電が情報を隠蔽しているとか、いろいろと言っているようですが、彼の国の政府や企業、役人に比べればまだましでしょう。情報統制や差別・人権侵害など、我が国の比ではないでしょう。砂漠の真ん中でどんどん核実験をやったのはどこの国でしょうかね。

 アメリカは原発から80kmは危険と言っているようです。フランスは、一時自国民を退避させるようにしたようですが、今は落ち着いています。まあ、妥当なところでしょう。ロシアは、東電が低濃度の放射能を含んだ水を海に放流したことに抗議しました。確かに褒められたことではありませんし、通告が遅れたこともあります。でも、ウラジオストックで原子力潜水艦か何かの放射能水を大量に垂れ流したのはどの国でしたっけ。まあ、どの国も自分の国のしたことには頬かぶりをするのでしょうがね。それにしても、あの中華料理屋の逃げ足の速さには驚きました。あんな店、もう二度と行くものか!!

タチツボスミレ(2011年4月10日 家の庭で) 先々回のエイザンスミレと同様、スミレの中では早く咲く花です。一番目につくスミレでもあります。

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2011年4月 8日 (金)

地震と井戸

 阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の時もそうだったのですが、今回の東日本大震災でもライフラインがずたずたになり、ガス・水道・電気の完全復旧にはまだこれから相当な日数が見込まれます。阪神・淡路の時は、とくに水の不足が深刻で、井戸から水を汲む人や、川で洗濯をする人の写真が新聞紙上に載せられていたことを覚えています。今回の震災では、あまり井戸の話は聞こえてきませんが、どうなのでしょうか。おそらくは、液状化を除けば井戸(とくに鋼管で仕上げた深井戸)には被害はなかったのではないでしょうか。過去の例を調べても、人づてに新潟地震の時に液状化でだめになった井戸とかの話は聞きますが、それ以外では井戸そのものが破断したという話は聞きません。

 井戸は地中構造物です。したがって、地震では地盤と一緒に動くため、井戸が壊れることはありません。地下鉄が大丈夫なのと同じことです。ただし、地上にあるものと接続していたりすると、そこに大きな力が働き壊れることがあります。阪神・淡路の後に、どのような井戸が、どの程度の力で壊れるかを計算したことがあります。その計算結果では、井戸の上に、ポンプの架台などを収めるピットという構造物(1tと仮定)を載せて地震に遭った時、口径200mmの井戸では、N値5程度の地盤でも水平方向に3,550ガルの力に耐えるという結果が出ています。阪神・淡路の最大加速度は800ガル程度、今回の東日本では2,900ガル程度ととてつもなく大きいのですが、井戸は十分の耐力があることが分かります。ただし、液状化が起きると、980ガルでもN値5の地盤では、液状化が2.8mの深度に及ぶと壊れるという結果が出ています。この計算については、弊社(地盤環境エンジニアリング)のホームページ(http://www.jkeng.co.jp)の技術情報に再録しておきましたので、興味がある方はご覧になってください。

ミズナ(2011年4月3日 家の畑で) 鍋物に入れるミズナを、採りきれずに放っておいたら、まるで菜の花畑のようになりました。早速花をつまんで胡麻和えでいただきました。

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2011年4月 6日 (水)

福島原発の損害賠償

 政府は、福島原発の事故で生じた損害は、東電が負うべきとの見解を示しています。これは、原子力損害の賠償に関する法律(1961年)第3条第1項に、「原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。」と記載されているからです。ところが、同じ条文のただし書きには、「ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。」となっています。政府は、福島原発の事故はこの例外規定には当てはまらず、すべて東電に責任があると言っています。「異常に巨大な天変地変」とはどのようなものでしょうか。役人も東電も学者も「想定外」を連発した1000年に一度というM9の大地震と10mを超える大津波が「異常に巨大な天変地変」でなかったら、どのような災害が該当するのでしょうか。教えていただきたいものです。

 東電に責任が全くないとは言いませんし、東電は最大限の賠償責任を負うべきです。しかし、法のただし書きに書いてある通り日本語として読めば、東電は免責となるはずでしょう。政府の見解は、日本語を曲げるものです。憲法9条の戦力の規定を曲げたのと同じですね。軍を自衛隊とし、階級の名前を変えて、世界で有数の戦力を誇る自衛隊を軍隊ではないというのと同じです。もっとも、私は自衛隊(国を守るという意味での軍隊)は必要と考えていますが・・・。法律とは、本来は万人が読んで理解できる言語で記述していただきたいし、可能な限り解釈の相違が出ないようにすべきと思います。

エイザンスミレ(2011年4月3日 家の庭で) タチツボスミレと同じように春一番に咲くスミレです。普通のスミレと違って、葉が3つか5つに裂けています。同じような葉をもつヒゴスミレは西日本に多く分布しています。

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2011年4月 5日 (火)

福島原発、止水材とトレーサー

 福島原発の海側のピットに亀裂が入り、水が大量に海に流れていることから、その水を止めるために止水材を使用したとか、漏洩経路を確かめるのにトレーサーを使ったとかという記事が新聞に載っていました。ネットの写真を見る限り、ピットに漏れている水の量は100L/min程度はあるようです。止水材とかトレーサーとかは地下水を扱うものは知らなければならない知識ですが、このような場面で使うには少々無理があるようです。井戸を掘るには、泥水というもので穴の中を満たしながら掘るのですが、この泥水が溜らないくらい地中に流れてしまうと、掘り屑をあげることができなくなって、井戸を掘ることができなくなります。そのため、いろいろな止水材が開発されています。福島原発ではおがくずや新聞紙、高分子ポリマーを使ったようです。ただ残念ながら流速が速いと、高分子ポリマーはゲル状になる前に流れてしまいます。

 トレーサーは地下水の流動方向や流速を観測するために、地下水に溶かしたりして、流れに乗せるものです。トレーサーとしては、食紅・メチレンブルー・硫酸マンガン・食塩などが用いられますが、かつてはアイソトープやフローレッセンソーダが用いられたことがありました。現在では、それこそトリチウムやラドン・炭素14などの自然界の放射性同位体を使うこともあります。今回は多分いろいろなトレーサーが間に合わなく、やむを得ず乳白色になる入浴剤を使ったようですが、土台無理でしょう。どうせ使うのなら色素材を使えばよかったのに・・・。食紅やメチレンブルーなら比較的手に入りやすいと思うのですがね。

 先回、「東電がんばれ!」とエールを送ったのですが、どうもちぐはぐで、これでは蟷螂の斧と言われても仕方ないようです。

シュンラン(2011年4月3日 家の庭で) 我が家には野草を植え込んだ野草園?がありまして、そこに今までブログに載せてきましたカタクリやオキナグサなどの花々が植えられています。

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2011年4月 1日 (金)

東電がんばれ!

 東電バッシングが盛んです。そりゃあ対応・連絡が遅い、単位を間違える、社長が入院してしまう、などなどいろいろと問題はあるでしょう。しかし、こんな大災害で、誰が鉄の意志のごとく冷静に対応など出来ますか。総理大臣が「ばかやろう!」と叫んでも、おたおたするだけでしょう。こんな時、バッシングをしてどうなるのですか、何も進展しませんよ。今まで、その安全対策を承認してきたのは国でしょう。国の方に「ばかやろう」と言いたいです。もちろん、被害は甚大なのですからそれなりにきちんと対応はしてもらいたいとは思いますが、今はバッシングよりも「東電よ、がんばれ!」と言いたいです。しかし、現場に出ているのは多分協力業者というきれいな呼び方に騙されている下請け・孫請け会社でしょう。その方たちは、温かなところでぬくぬくと指令を出しているお偉いさんとは雲泥の差の環境で働いているのです。そのことを東電の連中も、それとバッシングをしている人たちも忘れないでいただきたいと思います。

 私は秋田大学の鉱山学部を卒業しました。鉱山は結構事故が多く、炭鉱では死者もよく出ていました。学生の時、ある先生に言われたことがあります。「君たちは死なないよ、死ぬのは鉱夫だから」と。私が、学生運動に身を入れ始めたのは、この言葉を聞いてからだったと思います。同じことが福島原発で起こっていないことを祈ります。東電がんばれ!でも、東電の社員・お偉いさんも現場で働くのと同じ思いをしてもらいたいと思います。

ホトケノザ(2011年3月27日 家の裏の畑で) 以前、信越線が不通の時にバスで通っていた時のホトケノザの話をしましたが、我が家の裏の畑でもそんな花畑を見ることができます。

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