« 裁判員裁判と死刑判決 | トップページ | 北朝鮮のこと »

2010年11月19日 (金)

自衛隊は暴力装置か

 大臣の失言が続いています。柳田法相が、身内の集まりで本音を言ったということで、どうやら辞任ということになりそうです。仙石官房長官は参院の予算委員会で、自衛隊を「暴力装置」と表現しました。すぐ「実力組織」と言い直したようですが、「実力組織」の意味も不明ですね。暴力とは辞書によると、「乱暴な力、行為」とか「合法性や正当性を欠いた物理的な強制力」とか出ています。今の自衛隊が本当に辞書のような力を保有しているのであれば、これは戦前の陸軍と同じということになります。太平洋戦争に突入する原因となり、日本を滅ぼしたのは旧陸軍に第一の責任があるというのは、昭和史の研究家の一致した意見でしょう。その陸軍と同じように見られたのですから、自衛隊としては憤懣やるかたないでしょうね。

 戦前、陸軍は昭和の時代に入ると統制がとれなくなってきています。陸軍大臣が閣議で発言したことを、数時間後にはその下の者がひっくり返すなどは日常茶飯事でした。海軍は比較的統制がとれていて、海軍で政治に関るのは海軍大臣ただ一人、と言うことがよく守られていたそうです。最後の海軍大将として有名な井上成美の言葉があります。「軍人が手近に武器を保有しているのを奇貨として勝手に人を襲えば、ただの殺人者になり下る」(阿川弘之:井上成美から)。この言葉を、自衛隊員の人も国民も忘れてはならないと思います。

紅葉(2010年11月3日 群馬県・高ジョッキ) 紅葉の写真は、何を撮っても同じようなものになってしまい、難しいものです。すみません、こんな写真しかなくて・・・。

101103 

« 裁判員裁判と死刑判決 | トップページ | 北朝鮮のこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 裁判員裁判と死刑判決 | トップページ | 北朝鮮のこと »