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2010年8月18日 (水)

土壌汚染対策法のガイドライン

 ようやく「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」を読み終えました。手に入れてから1ヶ月以上かかっています。なにせ、本文349ページで、Appendix139ページの合計500ページ近い大部です。中身は日本語には程遠い法律用語が羅列され、暗号文書を読むようで、その中身を解析し自分なりに咀嚼しようとすると、1日に読めるのは多くても50ページ程度でした。疲れました。一言でいえば、科学の缶詰のような土壌汚染対策を、法律で縛ることの難しさです。科学と法律がなじむわけはありません。旧法では41条だった条文が改正法では69条に増え、同時に旧法の時の「技術的解説書」の本文178ページが改正法のガイドラインでは349ページに増えています。次に法が改正されたら、ガイドラインは1000ページくらいになるのではないですかね。

 私は、ものごとを「科学的であるか」、と「合理的であるか」で判断するようにしています。両方を満足しないときは判断を留保する時があります。最低でもどちらか一つが成り立たなければGoサインは出しません。上記ガイドラインでは両方満足しないものが多すぎます。その例を一つ。指示措置の一つに「地下水の水質の測定」があります。これは、土壌汚染はあっても地下水汚染がない場合の措置の一つで、地下水中の有害物質が基準を超えていない場合に適用されます。この場合、もちろん地下水観測井を設置するわけですが、その材質に関して、第一種特定有害物質では、ポリ塩化ビニル管は不適当としています(221P)が、その根拠は示されていません。勘ぐれば、第一種特定有害物質はポリ塩化ビニルを溶かすということでしょうが、地下水基準を超えないような物質が管を溶かしますか?あまりにも科学的ではない言い草でしょう。一事が万事に近い状態です。少なくとも、このガイドラインが法を施行するうえで技術的な指針となるのですから、書く人ももう少し気を入れてほしいと思います。

ツルリンドウ(2010年8月15日 谷川岳・天神尾根) 谷川岳は私の家から車で1時間ほどで登山口に着きます。いつも横着してロープウェイで天神平に登り、頂上・西黒尾根を経て巌剛新道を下るというコースです。巌剛新道の下では、先回記した湧水でのどを潤し、汗をぬぐいます。

100815

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