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2010年8月26日 (木)

土壌汚染対策法ガイドラインのセミナー

 8月23日の、土壌環境センターが主催した「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」のセミナーに参加してきました。参加者は600人だそうです。会場ではガイドラン3冊が配布されました。土壌環境センターの案内には「(社)土壌環境センターでは、これら3種のガイドラインについてその技術的な内容をわかりやすく解説するセミナーを以下の要領で開催いたします。「改正土壌汚染対策法」に基づく事業実施のため、どうかお役立てください。」とあります。しかし、3冊合計600ページにもなるガイドラインをわずか4時間半程度で、分かりやすく解説できるものですかね。当然ながら、中身は概要に留まっていました。なお、セミナー(ゼミナール)をネットの辞書で引くと、「大学の教育方法の一。教授などの指導のもとに、少人数の学生が特定のテーマについて研究し、報告・討論するもの。」となっています。セミナーは600人もの人を対象にするものではないでしょう。

 前にも書いたのですが、このガイドラインは疑問だらけです。この疑問に後日土壌環境センターが答えてくれるかどうかを質問したのですが、返事は芳しいものではありませんでした。曰く「法の内容は環境省にしてくれ(環境省では直接質問は受け付けていません)」、「沢山の質問が殺到するとセンターはパンクする」などの答えが返ってきました。なら、セミナーなんか開くなと言いたくなりますね。もっともこれはとてもセミナーとは言えないものでしたが。言いっぱなしの放談会でしょう。一部の質問は日本環境協会にもぶつけてみたのですが、ここからは丁寧でわかりやすい回答が返ってきました。ありがたいことです。講習会とか研修会とかを開くのなら、最低でもその疑問に対して答えるべきではないでしょうか。それが、開いた者の責任でしょう。

ヤナギラン(2010年8月21日 高峰高原) 山はいよいよ秋で、花々は秋の色になり、ガンコウラン・コケモモ・クロマメノキはおいしそうな実をつけています。浅間周辺の山々はクロマメノキの多い所で、その実(ブルーベリー)は甘酸っぱく、おいしいジャムになります。

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2010年8月20日 (金)

群馬県の人口

 8月1日の人口移動調査で、群馬県の人口が十数年ぶりに200万人を割り込んだとの記事が新聞(毎日新聞群馬版)に載っていました。調べたら平成16年がピークで、203万人でした。人口減少の大きな原因は外国人の転出だそうです。群馬県は、太田市や伊勢崎市などに主にブラジルなど南米からの日系人が多く居住しています。その人たちが、不景気などで転出していくのでしょう。7月の転出者2586人のうち、国外への転出者が557人を占めています。日本は、亡命や移民などは原則として受け入れていませんが、日系人は一時的な労働者として受け入れています。群馬県にはそのような人たちが多いのです。

 群馬県で最も人口が多いのは高崎市の37万人、ついで前橋市の34万人です。太田市は21万人、伊勢崎市は20万人で、3位と4位です。いずれも外国人の占める割合が多いのでしょうね。ちなみに最も少ないのは、15年前に日航機の墜落があった上野村で1300人です。私もそうですので大きな声では言えないのですが、団塊世代が大量退職して労働人口が激減していきます。日本が国内である程度生産力を維持していくためには、外国人労働者に頼らざるを得ないでしょう。いつまでも移民鎖国をしていないで、門戸を広げることを考える時期に来ているでしょう。

ミヤマホツツジ(上)とホツツジ(2010年8月15日 谷川岳・天神尾根とマチガ沢) 谷川岳は上のほうにミヤマホツツジがあり、1000m前後に高度を下げるとホツツジがあります。めしべの先がゾウさんの鼻のように湾曲しているミヤマホツツジと、まっすぐに近いホツツジ、比べてみると面白いです。

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2010年8月18日 (水)

土壌汚染対策法のガイドライン

 ようやく「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」を読み終えました。手に入れてから1ヶ月以上かかっています。なにせ、本文349ページで、Appendix139ページの合計500ページ近い大部です。中身は日本語には程遠い法律用語が羅列され、暗号文書を読むようで、その中身を解析し自分なりに咀嚼しようとすると、1日に読めるのは多くても50ページ程度でした。疲れました。一言でいえば、科学の缶詰のような土壌汚染対策を、法律で縛ることの難しさです。科学と法律がなじむわけはありません。旧法では41条だった条文が改正法では69条に増え、同時に旧法の時の「技術的解説書」の本文178ページが改正法のガイドラインでは349ページに増えています。次に法が改正されたら、ガイドラインは1000ページくらいになるのではないですかね。

 私は、ものごとを「科学的であるか」、と「合理的であるか」で判断するようにしています。両方を満足しないときは判断を留保する時があります。最低でもどちらか一つが成り立たなければGoサインは出しません。上記ガイドラインでは両方満足しないものが多すぎます。その例を一つ。指示措置の一つに「地下水の水質の測定」があります。これは、土壌汚染はあっても地下水汚染がない場合の措置の一つで、地下水中の有害物質が基準を超えていない場合に適用されます。この場合、もちろん地下水観測井を設置するわけですが、その材質に関して、第一種特定有害物質では、ポリ塩化ビニル管は不適当としています(221P)が、その根拠は示されていません。勘ぐれば、第一種特定有害物質はポリ塩化ビニルを溶かすということでしょうが、地下水基準を超えないような物質が管を溶かしますか?あまりにも科学的ではない言い草でしょう。一事が万事に近い状態です。少なくとも、このガイドラインが法を施行するうえで技術的な指針となるのですから、書く人ももう少し気を入れてほしいと思います。

ツルリンドウ(2010年8月15日 谷川岳・天神尾根) 谷川岳は私の家から車で1時間ほどで登山口に着きます。いつも横着してロープウェイで天神平に登り、頂上・西黒尾根を経て巌剛新道を下るというコースです。巌剛新道の下では、先回記した湧水でのどを潤し、汗をぬぐいます。

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2010年8月16日 (月)

熱い日が続きます

 昨日(8月15日)は東京都心で久しぶりに猛暑日を記録したそうですが、我が家ではもう何日続いていますか・・・。会社を終えて帰宅すると、部屋の中は間違いなく30℃を超えています。それでも、陽が落ちて風が吹くと涼しくなることが多いのですが、このごろは夕立もなく熱い夜が続きます。91歳の母は、私の留守中はエアコンが効いた部屋に閉じこもり極楽の様相ですが、散歩にも出ることが少ないので返って心配になります。13日の夜に母とともに迎え火を焚いてご先祖様を家にお迎えし、昨日は送り火でお帰り願いました。ご先祖様もあまりの暑さに、キュウリやナスでできた馬に乗ってゆらゆらと旅をするのはつらいでしょうね。

 昔はどんなに暑くても山に登るときは水を飲まなかったのですが、このごろは体力が衰えたせいか休むたびに水分を補給しないとバテバテになってしまいます。冷凍庫で凍らせた保冷剤を水が入ったポリ袋にくっつけて持っていきます。途中でよい水場があるときのその水のうまさは、何物にも代えがたいですね。私の好きな山のいくつかにも途中に良い水場があります。谷川岳の西黒尾根・巌剛新道の下、白砂山・堂岩山の中腹、平標山の林道の水、この前登った岩菅山のグリーンタフ岩盤があるアライタ沢など、とくに下りの時はこの水場の水が飲みたいがために足が速くなるくらいです。

アライタ沢(2010年7月18日 岩菅山) この沢のほとりはひんやりしていて休むにはもってこいの水場です。

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2010年8月13日 (金)

山小屋のトイレ(2)

 7月12日のブログに、山小屋のトイレ建設の補助を環境省が打ち切るということについて、意見を書いておきました。その意見を環境省が見たわけではないでしょうが、有識者会議では5~10年の時限措置として補助を継続するよう求めることにしたそうです。これを受けて環境省は要望が出ているおよそ90か所の山小屋トイレのうち、第三者審査により公共性の高いトイレについて補助対象を決定するそうです。当然と言えば当然でしょう。年間1000万人を超える登山者がいるわけですから、山の中にもトイレをきちんと整備してもらいたいものです。これは環境省だけではなく、自治体の責任でもあるでしょう。ただ、日本に登山の対象となっている山はおそらくは数千以上あるでしょう。これらの山の必要な個所すべてにトイレを整備することは不可能でしょうから、登山者にもそれなりに準備・自制してもらわなければならないでしょうね。

 登山道を歩くと、道のわきにティッシュペーパーの残骸が目につくことがよくあります。せめて落葉でもかけておいてくれるといいのですが・・・。私は万が一のために自作の竹へらと水溶性のティッシュを持ち歩いています。こればかりは、山を下りてトイレのあるところまで我慢できないことがありますから。トイレの使用者には、せめて整備の足しになる程度の使用料は徴収すべきでしょう。そのくらいの利用者負担は当たり前だと思います。

ヒメシャジン(2010年8月7日 上州武尊山) この花が咲き始めると山はもはや秋の気配です。ハクサンシャジンと同様初秋を代表するキキョウ科の高山植物でしょう。ふもとでは同じ仲間のソバナが咲いていました。

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2010年8月12日 (木)

私と山

 月曜日から水曜日まで連続3日間(土・日を含め5日間)の夏休みをとりました。こんなに長く夏休みをとったのは、会社創立以来初めてです。それだけ余裕ができたということでしょうかね。土曜日は山に行き、火曜日は施餓鬼で鎌倉のお寺に母を連れていきました。本当は月曜日も山に行くつもりだったのですが、雨で中止しました。土曜日の山は、上州武尊(ほたか)山(2158m)です。藤原口(武尊神社)から剣ヶ峰・武尊山へ登り、また藤原口へ下りるという一周コースをたどりました。残念ながらガスで展望はなかったのですが、なかなかいい山です。武尊山は古い火山で、沖武尊、中ノ岳、剣ヶ峰(二つあります)、前武尊など2000m級の峰々からなります。高山植物も豊富で、今回歩いた尾根筋はハイマツに覆われています。そのうち、全山縦走をしたいと思っているのですが、ちょっと日帰りでは無理でしょうね。

 昨年の登山人口は1230万人で、前年比2.1倍だそうです。そんなに増えているという実感はないのですが、若い人が増えていることはわかります。この前はスカートで登っている女性も見ました。今の流行りだそうです。私が山に登り始めたのは高校生の頃ですから、途中何年かのブランクはありますが登山歴40年以上になります。最初の頃は山に登るだけだったのですが、写真を趣味にするようになってから、高山植物を撮るために登るというものに変わりました。齢ですからあと何年登れるかはわかりませんが、今のうちにきつい山に登っておきたいと思っています。関東の周辺でも谷川岳・平標山・白砂山・那須岳・至仏山・笠ヶ岳・浅間山・篭ノ登山などなど、いい山は沢山あるのですが、本当に好きな山は東北の山ですね。

トモエシオガマ(2010年8月7日 上州武尊山) トモエシオガマは箱根などにもあるのですが、ふつうは紅色をしています。武尊山のトモエシオガマは淡い色のものが多いようで、白色のものも見かけました。

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2010年8月 5日 (木)

わが母は91歳

 巷では、高齢者の行方が分からなくなったり、死んだ老人の年金を家族が不正受給していることが話題になっています。話題になっているのは100歳を超える人のことですが、わが母も大正8年生まれの91歳で、もたもたしたらじきに100歳になってしまうでしょう。まだ身体は元気で、足腰・耳・歯が悪くなっていること以外は医者に行くことも少なく、あまり手間がかからない老人ではあります。ただ、このごろ多少のボケが出てきていることは確かです。自分の年を80歳だと言ったり、ご飯を食べたことを忘れてしまったり、少しずつボケは進行しています。
 それでも私に向かって「あなた様はどちらさまでしょうか?」などと言わないだけましですかね。「そろそろ死にたいけど、お父さんが迎えに来ない」などと言ってるのを「親父が死んだのは56歳だよ、お親父は天国で齢もとらずに『天国良いとこ、一度はおいで、酒はうまいし、ねえちゃんはきれいだ』と言っていい気分になっているのだから、今更91歳のばあさんを迎えに来るわけないだろう」と母を慰めて?います。私はとっくに親父が死んだ歳を超えてしまいました。これからどれだけ母の面倒をみなければならないかと思うと、それほど明るい気持ちにはなれないのですが、それでもあまりボケずに元気で生きていてほしいと思います。

コバノイチヤクソウ(2010年7月31日 蓼科山) 亜高山帯の針葉樹林の中では、目立たない花がたくさんあります。コバノイチヤクソウもそうですが、秩父の山で同じ仲間のベニバナイチヤクソウが群落をなしていたのを見たことがあります。

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2010年8月 3日 (火)

また山の遭難

 秩父の沢に続いて日高山脈など、遭難事故が相次いでいます。昨年も、山の遭難について書いたら大雪山の大量遭難がありました。今年もそのような状況になっています。秩父のヘリ墜落は、沢登りで滑落した55歳の女性を救助しようとしたもので、5人がなくなっています。女性もなくなったので合計6人が亡くなりました。その取材のために沢に入った日テレのカメラマンと記者が、これも沢で水死したとのことです。場所は秩父の山奥で、雁坂峠をぶち抜いた雁坂トンネルの西側です。1/25,000地形図をみると、下流の滝川から上流のブドウ沢、水晶沢など、沢の両岸は絶壁が続いています。とても素人が入れる沢ではありません。Tシャツにジャージの軽装で入った理由が理解できません。

 日高山脈は、去年の大雪遭難と同じようなツアーで、2泊3日のテント行だそうです。それも日高最高峰の幌尻岳から戸蔦別岳を縦走するというハードなもので、これも50~60歳台の年寄りがツアーでできることではないでしょう。日高山脈は小規模とはいえ氷河跡が残るような山で、気象条件は本州の3000m級の山岳に匹敵します。穂高・槍・白馬のようなホテル並みの山小屋などありませし、上には避難小屋さえないような山です。ツアー会社は儲かればいいのしょうが、もうこんなことはやめてもらいたいものです。

ミヤマアキノキリンソウ(2010年7月31日 北八ヶ岳・蓼科山) そろそろ山は秋の気配が出ています。ガンコウランやコケモモは実をつけ、ミヤマアキノキリンソウやミヤマホツツジが咲き始めました。頂上付近にはミネザクラがあって、ほろ苦いサクランボを少々いただきました。

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