« 二重課税の不可解さ | トップページ | 民主党大敗と消費税 »

2010年7月12日 (月)

山小屋のトイレ

 環境省は省内での事業仕分けで、1999年度から続けている山小屋トイレ建設への補助金を中止するという考えのようですが、それに対して自治体や山小屋関係者から当然ながら猛反対の声が上がっています。「利用者負担で建設しろ」というのが事業仕分けでの声だそうです。なるほど、そうですか、利用者負担ですか。山小屋トイレの建設は、場所柄や技術的な問題で4000万円を超えるようなところもあるといわれています。この頃は、山のトイレも水洗になったり、微生物処理にしたり、技術的にも優れてきており、昔のようなボットントイレは減ってきています。白馬岳や尾瀬のようなところは別でしょうが、山はどこかの観光地と違って年間何十万人も訪れる場所ではありません。仮に年間千人が利用するとして、10年償却のトイレの使用料はいくらになるのでしょうか。維持費を考えると1回5000円では間に合わないでしょうね。「利用者負担」を声高に言う人は5000円でトイレを利用しますか?

 私の好きな山の秋田駒ケ岳・阿弥陀池の小屋にも数年前にトイレが新設されました。使用した紙は持ち帰ることになっており、山の中では皆がきれいに使っていて快適なトイレです。建設中は小屋の改修も行われていて小屋に泊まることができず、作業員の方々のご厚意により飯場小屋に泊めていただきました。ビールまでごちそうになり、ありがとうございました。環境省の人に言います。自然保護や環境保全はお金をかけなければできません。お題目だけで済むのであれば環境省は不要でしょう。利用者負担を完全に否定するものではありませんが、よくよく考えて結論を導いてください。

チングルマ(2001年7月20日、秋田駒ケ岳・ムーミン谷) 1週間ほど前の「コマクサ」に関連してムーミン谷のチングルマのことを記しましたが、下の写真がそれです。

010720 

« 二重課税の不可解さ | トップページ | 民主党大敗と消費税 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 二重課税の不可解さ | トップページ | 民主党大敗と消費税 »