« あけましておめでとうございます | トップページ | 物語山 »

2010年1月 7日 (木)

2010年

 新しい年2010年が始まりました。2010年という年から思うのは、アーサー・C・クラークの小説「2010年宇宙の旅」です。同じ思いは2001年でもありました。2001年のときディスカバリー号のコンピュータHAL9000が反乱を起こします。その謎が2010年で明らかになります。2001年、2010年とも映画化されています。2001年の映画は1968年にできたものですが、映画の中で登場したスペースシャトルやコンピュータなど多くは今日には実現しています。本格的な宇宙の旅がまだ実現していないだけです。2010年の映画は1984年に公開されました。映画ではまだソ連は崩壊していなくて、木星の謎を解明するために、フロイド博士やチャンドラ博士(HALの生みの親)がソ連の宇宙船で旅立ちます。

 木星の周回軌道でディスカバリー号と合流し、HALを調べて反乱の真実が明らかになります。結局はコンピュータへの人間の指示が間違っていたことになるわけです。木星が太陽と化す前に脱出するのですが、ディスカバリー号をブースターとして使い、ディスカバリー号とHALを木星に置き去りにします。置き去りにされると理解したHALは、チャンドラ博士に「私でも夢を見ることができるのでしょうか?」と聞くシーンがあります。このシーンはあまり取り上げられませんが、映画の中で私が最も好きな感動的な場面です。太陽と化した木星の寿命は短く、クラークの「3001年終局の旅」では輝きを失います。2001年や2010年のような映画は二度とできないでしょうね。

霧氷(2009年12月30日、群馬県・烏帽子岳) 針のような結晶が太陽の光を受けて輝きます。風が吹くと結晶は宙を舞い、かすかな音を立てて地面に舞い降ります。冬の華です。

091230

« あけましておめでとうございます | トップページ | 物語山 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あけましておめでとうございます | トップページ | 物語山 »