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2009年8月26日 (水)

本「地下水の科学」のこと

 講談社のブルーバックスとして、今年の5月に表記の本(副題は「見えない巨大水脈」となっています)が出版されました。日本地下水学会と井田徹治さんとの共著になっていますが、纏め上げたのは井田さんで、日本地下水学会はそのメンバーが話題・資料提供や校正をしたのでしょう。ブルーバックスですから、専門家ではない人でも読むことができるような本として出版されました。なかなか良くできていて、多少分かりにくい専門用語も入ってはいるのですが、地下水に関する問題点や今後の課題などがよくわかります。とくに、利用できる淡水の量は少なく、そのうちで地下水が占める割合が最も多いとか、地下水は循環資源ではなく、持続性のない資源がほとんどであるとか、世界では地下水に頼る人たちが極めて多いとか、多くの課題について分かりやすく書いてあります。

 地下水汚染についてもかなりの割合で書かれていて、映画「シビル・アクション」や「エリン・ブロコビッチ」のことも取り上げていました。うれしくなります。この本の本当に言いたいことは、「地下水は誰のものか」ということかと思います。利用できる資源としてわれわれが地下水を使い続けるには、個人も国も自治体も企業もそれなりに努力しないと、この地下水を守ることはできないと言うことでしょう。一読をお勧めします。

コウリンカ(2009年8月22日、榛名山・沼ヶ原) 榛名山の沼ヶ原は、名前とは裏腹に沼ではなく、乾燥化が進んだ小さな草原です。ここには、「ユウスゲの道」と名づけられた遊歩道があり、今の時期マツムシソウ・コウリンカ・オミナエシ・ワレモコウなどが咲いています。

090822

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