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2009年7月23日 (木)

山の避難小屋

 大雪山の遭難では、ツアー客が避難小屋に泊まりながら旭岳からトムラウシまで縦走しました。前々回にも書いたことですが、避難小屋は原則無人で、寝具・食事は当然ありません。それらは登山者自身が持参する必要があります。2泊3日で縦走するとなると、食料・炊事道具・水・寝具・照明・着替えなどを十分に用意するとなると最低でも20kg程度にはなるのではないでしょうか。相当山に慣れた人でも、60歳を超えた人にはきついと思います。今度の大雪山ツアーはどうだったか分かりませんが、ツアー会社は当然それらの用意はしていなかったでしょう。北アルプスのように、山上のホテルに泊まれるようなところはいざ知らず、避難小屋泊まりの山旅は、物見遊山気分(助かった人の中でそのように話していた人がいました)の人たちがツアーで行ける所ではないでしょう。

 ひさご沼の避難小屋は、私が行った40年前(7月下旬)は床も無く、壁も半分剥がれ落ちた小屋でした。尾根から小屋におりる登山道はまだ雪に覆われ、雪解けのあとにエゾノハクサンイチゲが一面に咲いていたことを覚えています。今のひさご沼の小屋はもちろん建て替えられてはいるでしょうが、少なくともツアーで何十人もの人が泊まれる宿泊施設ではないでしょう。避難小屋は避難小屋であって、ホテルではないのですから。丹沢や谷川連峰でもそうですが、避難小屋の定員はせいぜい数人から十数人程度のものがほとんどで、10人を超える団体さんが利用すべきものではないと思います。

キバナシャクナゲ(1978年、大雪山・姿見の池) 大雪山の花は、本州には無い大群落を作ります。旭岳の西、姿見の池付近のエゾツガザクラ・アオノツガザクラやキバナシャクナゲ、白雲から南の縦走路ではウルップソウやエゾノハクサンイチゲなどが、本当に咲き乱れます。ちょっと画質は悪いですが、キバナシャクナゲの大群落です。赤い花はエゾツガザクラ、背景は旭岳。

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