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2009年7月30日 (木)

働く老人

 麻生君が仙台市で行った講演の中で、「老人は働くしか能が無い」と言って物議をかもしました。曰く、「老人いじめだ」、曰く、「差別だ」など、など。今の時代、老人がいくつ以上の人をさすのかは定かでありませんが、私は今月61歳になりました。昔の感覚で言えば間違いなく老人でしょう。麻生君に言われなくても「働くしか能が無い」ことは間違いありませんね。団塊の世代は、若かりし頃はいろいろありましたが、社会に出てからは他の人に負けまいとして、無我夢中に働いてきました。その世代は「働くしか能が無い」のは間違いなく、私は働くこと、働けることに誇りを持っています。そうなのです、私は「働くしか能が無い」人間なのです。老人よ働くことに誇りを持とう!

 今度のこと、麻生君の発言は、失言ではないと思いますよ。麻生君、発言取り消しなどしないで下さい。でも麻生君、そう言うのなら老人がもっと働きやすい社会を作ろうではありませんか・・・!!

ミヤマホツツジ(2009年7月26日、四阿山) 四阿山は深田久弥の日本100名山の一つです。おかげで、登山者が列を成すようになりました。私が登ったときも、20人以上の団体さんに3組も会いました。

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2009年7月23日 (木)

山の避難小屋

 大雪山の遭難では、ツアー客が避難小屋に泊まりながら旭岳からトムラウシまで縦走しました。前々回にも書いたことですが、避難小屋は原則無人で、寝具・食事は当然ありません。それらは登山者自身が持参する必要があります。2泊3日で縦走するとなると、食料・炊事道具・水・寝具・照明・着替えなどを十分に用意するとなると最低でも20kg程度にはなるのではないでしょうか。相当山に慣れた人でも、60歳を超えた人にはきついと思います。今度の大雪山ツアーはどうだったか分かりませんが、ツアー会社は当然それらの用意はしていなかったでしょう。北アルプスのように、山上のホテルに泊まれるようなところはいざ知らず、避難小屋泊まりの山旅は、物見遊山気分(助かった人の中でそのように話していた人がいました)の人たちがツアーで行ける所ではないでしょう。

 ひさご沼の避難小屋は、私が行った40年前(7月下旬)は床も無く、壁も半分剥がれ落ちた小屋でした。尾根から小屋におりる登山道はまだ雪に覆われ、雪解けのあとにエゾノハクサンイチゲが一面に咲いていたことを覚えています。今のひさご沼の小屋はもちろん建て替えられてはいるでしょうが、少なくともツアーで何十人もの人が泊まれる宿泊施設ではないでしょう。避難小屋は避難小屋であって、ホテルではないのですから。丹沢や谷川連峰でもそうですが、避難小屋の定員はせいぜい数人から十数人程度のものがほとんどで、10人を超える団体さんが利用すべきものではないと思います。

キバナシャクナゲ(1978年、大雪山・姿見の池) 大雪山の花は、本州には無い大群落を作ります。旭岳の西、姿見の池付近のエゾツガザクラ・アオノツガザクラやキバナシャクナゲ、白雲から南の縦走路ではウルップソウやエゾノハクサンイチゲなどが、本当に咲き乱れます。ちょっと画質は悪いですが、キバナシャクナゲの大群落です。赤い花はエゾツガザクラ、背景は旭岳。

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2009年7月21日 (火)

衆院解散

 今日(7月21日)、衆議院の解散が閣議決定されました。8月18日に告示して、8月30日が投票だそうです。でも、なぜですか?どうせ9月10日には、衆議院議員の任期が来るのですよ。ここまできたら任期いっぱい務めればいいではないですか。衆議院で内閣不信任案が決議されたのなら話は別ですが、何でこの切羽詰った時期に解散させなければならないのですか。もともとこの4年間で3人も総理大臣が代わったのです。今この時期、ほとんど支持されていない麻生内閣が、小泉元首相のように信任を問うような選挙ができるわけではないでしょう。

 どうみても、麻生首相が自分の手で解散したかったから、という理由のほかには考えられません。どうせ解散するのなら、去年の秋に解散していれば自民党もこんなに落ちぶれずに済んだかもしれませんね。今度の選挙で自民党が勝利することは無いでしょうが、万が一そこそこ過半数を公明党とともに取ったとしたら、いったい誰が首相になるのでしょうか?いっそのこと公明党の党首にでもやらせて見たらいかがですか。

ツルアリドオシ(2009年7月19日、群馬県・三国山) 暗い樹林下の登山道にひっそりと咲く、1.5cmほどの白い花です。二つの花が対になっていますが、不思議なことに秋になると二つの花で一つの赤い実になります。

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2009年7月17日 (金)

大雪山系大量遭難に思う

 大雪山系で2パーティ20人を超える人たちが遭難し、9人の死亡が確認されたとのことです。そのうちのトムラウシ山に登ったのは、旅行会社が募集したツアーで、年齢はほとんどが50歳以上の計19名の、3日間の予定だったそうです。北海道の山は、小屋が少なく、あっても無人小屋がほとんどで、食料・寝具を持参する必要があります。熟年の人たちが物見遊山気分のツアーで行くところではありません。やるならせいぜい旭岳や黒岳の日帰り登山でしょう。おそらくは経験もまちまちの寄せ集めの、チームともいえない19名だったのではないでしょうか。最大の責任はこのツアーを組んだ旅行会社にあるでしょう。ツアーコンダクターは北海道の厳しさや気象条件を含めた山のことを知ってる人だったのでしょうか。登る人の健康状態や体力をきちんと把握したのでしょうか。疑問は尽きません。

 もともと、19人という人数は、山をやるには多すぎます。10人程度に分けてパーティーを組むべきです。そうしないと、リーダーは全員を見ることができないし、いざというときに対処できません。少し前のこの場でも書いたのですが、あまりにも中高年の遭難が多すぎます。私も齢六十を超えましたが、少なくとも私には登山歴45年の裏打ちがあります。中高年で、ろくに山に登った経験も無い人、体力も無い人は、ポッと思いつきの観光気分で山に行くことはもう止めにしませんか。

エゾコザクラ(1975年頃、大雪山・お鉢平) 若かりし頃、湧駒別から北鎮・黒岳・北海岳・旭岳を一周したときの写真です。一面に咲いているエゾコザクラに声も出ませんでした。

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2009年7月14日 (火)

栄枯盛衰

 7月12日の都議選で自民党が敗北し、民主党が躍進しました。自民党が第1党の地位を明け渡すのは44年ぶりだとか。まあ、44年という長さも異常だといえるでしょう。「おごれる平氏は久しからず」、頂点にあるものはいつかそれを譲らなければなりません。今までそのことを避けられなかったことは無いでしょう。織田信長が絶頂期の頃、怪僧安国寺恵瓊は信長を評して、「そのうち高転びに転げ落ちる」と予言しました。人と集団の違いはありますが、その地位を未来永劫保つことができないのであれば、その地位に立ったときから「その時」を見据える必要があるのでしょうね。

 民主党も浮かれているように見えますが、過半数を取ったわけではなし、浮かれていられる状態ではないでしょう。まだ、衆院選挙も始まっていません。多分、国民はさめた目で見ていると思いますよ。民主党が都議会の第1党になって、築地移転、オリンピック、新銀行問題がどうなるのか注目していましょう。

オノエラン(2009年7月11日、長野県カモシカ平) カモシカ平はニッコウキスゲの大群落で有名なところですが、その陰に隠れてオノエランやネバリノギランが咲いていました。

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2009年7月13日 (月)

群馬に暮らして1年

 昨年の5月末に群馬県高崎市のはずれに引っ越して、1年少々が経過しました。冬は思いのほか寒いのにまいりましたが、そのほかは快適です。庭には狭いながら畑を作り、先日はジャガイモを収穫しました。今は定番のキュウリ・ナス・トマトのほか、カボチャ・クウシンサイ・オクラ・ホウレンソウ・ネギ・シュンギクなどが植わっています。敷地の周りにはニラやセリが勝手に生え始めました。おかげで、野菜のほとんどは自給自足しています。近所の方たちからも頂き物がたくさんあり、お隣さん(榛名町出身)からは時々実家からいただく野菜をおすそ分けしていただいてます。先日は、裏の土地の地主さんから桃をいただきました。家のリフォームを頼んだ大工さんからは、家の畑で取れたというジャガイモやタケノコをいただいています。

 山に近いのも快適な理由です。谷川岳へは1時間程度、草津白根山へは2時間ほどで行けます。この頃は天気が悪くなければ毎週のように山に出かけています。谷川岳は別ですが、丹沢などとは違っ人が少ないのも気に入ってます。その代わり、小屋などはほとんどなく、道標も整備されているとはいえないのですが、静かな山を味わえるのは何よりです。

ギンリョウソウ(2009年7月11日、野反湖畔) 夏から秋にかけて湿った樹林下に生えてくる植物です。ユウレイタケとも言われていますが、良くみるとかわいい顔をしています。

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2009年7月 9日 (木)

JR西日本の社長起訴

 2005年のJR福知山線の事故に関して、当時鉄道本部長であったJR西日本の現社長が在宅とはいうものの起訴されました。あの事故の重大さを考えると、当然かなあとも思いますが、少し考えるとおかしいような気もします。確かに安全対策の責任者ではあったわけですが、報道されているように当時は自動列車停止装置(ATS)の設置は義務ではありませんでした。たしかに、設置してれば事故は防げたとは思いますが、「設置を怠った過失」で起訴は厳しいのではないでしょうか。亡くなった方やそのご遺族の方々の気持ちは察するに余りありますが、それとは別に考えなければならない問題を含んでいるような気がします。

 土壌汚染の問題でも、東京高裁で調査当時は調べる義務が無かった(つまり有害物質とは認めていなかった)有害物質が見出されたことに対して、原因企業に賠償の判決を下したことがありました。わが国の法では、その法が施行される以前のことはその法による刑罰の対象とならないというものがあったはずです。それがこの頃怪しくなってきているようです。私が言うことは暴論ですかねえ・・・。

コケモモ(2009年6月27日、草津白根山) コケモモはツツジ科の高山植物らしい花ですが、北海道の釧路ではフレップと呼ばれていて海岸にも咲いています。九州にも分布していて生育範囲の広い高山植物です。北海道では赤みが勝っているものが多いのですが、南のほうでは赤が薄くなり白いものが多くなります。この写真の花は本州では比較的赤みが強い方です。秋に真っ赤な実がなります。

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2009年7月 3日 (金)

中高年の山岳遭難

 2008年に起きた山岳遭難は1631件で過去最多だそうです。遭難者は1933人、死者・行方不明者は281です。驚くことには、そのうちで40歳以上のいわゆる中高年者が占める割合は遭難者1567人(81%)、死者・行方不明者256人(91%)ということです。私も、中高年どころか老年登山者ですが、このデータには唖然とさせられます。十数年前からジジババ登山隊が増えていることは実感していました。丹沢に登っても若い人を見ることはほとんど無くなりました。この頃少し若い人が増えてきたのを感じて、うれしい限りだったのですが、中高年の遭難がこれほど多いとは思いませんでした。

 たしかに、ろくな知識どころか地図も持たずに登る中高年が多く、また多くの人はストックを使っています。岩崎何とかという人がストックの使用を推奨したおかげで、登山道は穴だらけになり、ろくにバランスが取れない登山者が増えたということでしょう。ツアーかなにかですと、30人以上の人が一列となり登ってきます。道を譲るなどとは考えもしないようです。少しマナーぐらいわきまえろと言いたくなります。山に登るということは疲れることです。それがストックという余計な荷物を持ち、岩場でもそれを使っているのをみると、バカじゃないかと思います。私はもちろんストックは使いません。もし、それが必要となったら山は止めるでしょうね。

ワタスゲ(2009年6月27日、草津白根・芳ヶ平) ワタスゲは雪解けと同時に花が咲き、6月過ぎにはもう綿帽子になってしまいます。どこの山の湿原にもありますが、写真となるとなかなか撮りにくいものです。

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2009年7月 1日 (水)

知事の職務放棄に宮崎県民は何を考えるのでしょう

 自民党が東国原宮崎県知事に対し、次期衆議院選に立候補を促し、知事が「総裁候補とするのなら」と言ったという記事が先日の新聞をにぎわしていました。今日(7月1日)の新聞には、知事は国政参加に積極的で、自民党は東京選挙区の比例第1位とし、当選後は大臣の椅子を用意することを検討する、と出ていました。知事が言う、「地方では限界がある」は分かります。でも、そんなことは知事になる前に分かっていたのではないですか、あなたはずいぶんと政治を勉強されたようですから。それでもなお、宮崎県のために働きたいというからこそ、宮崎県民はあなたを選んだのでしょう。それとも、知事としてやるべきことは全部やって、もうすることは何もないとでも言うのでしょうか。本当に立候補するかどうかは分かりませんが、まだ1期目の任期途中で知事の職務を放り出し、恥も外聞も無く誘惑している自民党から立候補するなど、普通であれば宮崎県民は許さないと思いますがね。

 大阪府の橋下知事は、「私は集団行動に向かない」と、自民党を振ったそうです。東国原知事も、自民党で衆議院議員として行動するという集団行動は向かないと思いますがねえ。そもそも、タレントと称する人たちは集団行動に向かないからタレント(こんな職業があるかどうかは別)になったのでしょう。東国原知事も知事の職務を放り出して、国会議員になったら絶対と言っていいほど埋没してしまうでしょう。違いますか、そのまんま東さん・・・。

クロマメノキ(2009年6月27日、草津・白根山) 草津白根山は活火山で、現在も噴気を上げています。とくに、湯釜という火口湖の南側は、遠くからみると草も生えていない荒涼とした斜面に見えるのですが、いたるところにクロマメノキやミネヤナギが生えています。これらは、荒地に最初に生えるパイロット植物と呼ばれているそうです。

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