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2009年3月13日 (金)

過去のことへの批判の難しさ

 伊吹元財務相が自分の派閥集会で、小泉元首相を非難する議員に対し「元首相のことを悪く言って、自分だけいい子になろうとしている」とたしなめたそうです。元首相を悪く言う人は、「私はもともと郵政民営化に反対だった」や「構造改革など強引過ぎた」とか、当時の流れを忘れたように言っています。伊吹さんはそれを「全否定は人間の摂理からしていただけない」と言ったとか。当時は、元首相に同調した人がほとんどだったでしょう、心の中では違ってもです。

 私が嫌いなことに、今の知恵・知識で昔を振り返って批判することがあります。当時の状況を考えての反省をこめた批判ならいいのですが、それを考えずに、例えば私の専門の土壌汚染調査でも「このような手法で調査したことは間違いだ」とかの意見はよく聞きます。でも、当時はそれが最良だったかもしれないではないですか。太平洋戦争終戦後、多くの政治家たちが「私はあの戦争に反対した」と言い出しました。しかし、戦争前や戦争中にそれを声に出した人はほとんどいなかったでしょう。広田弘毅のように何の言い訳もせず絞首刑に処せられた人は本当に潔い正直な人だったと思います。

ヒメオドリコソウ(2008年3月16日、神奈川県山北町) 春早い時期に咲く小さな花で、道端に無造作に咲いています。

080316

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