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2008年8月 4日 (月)

ジンバブエ・ドルとザイール

 訳が分からない題をつけました。アフリカ南部の国ジンバブエの通貨ジンバブエドルは、100億ジンバブエ・ドルが1ジンバブエドルに切り下げられました(8月1日)。なんと1/100億になったわけです。もっとも、最後には1000億ジンバブエ・ドルが発行されていて、両替にも支障が出ていたそうです。1000億ジンバブエ・ドルでパンも買えないそうですから、せいぜい100円程度でしょう。この記事を新聞で読み、私がアフリカ中央部の今はなきザイールにいたときのことを思い出しました。

 私がザイールに入ったのは、1990年の5月です。それから翌年の4月までほぼ1年間、その国の西のサバンナ帯でプロジェクトマネージャーとして地下水開発の仕事をしていました。ザイールの通貨は国名と同じザイールでした。入国したときは1ザイールは0.3円程度(1USドル≒500ザイール)でしたでしょうか。それが1年後には0.03円程度にまでなってしまいました。その昔は、1ザイール=1USドルで、さらに1/100ザイールのマクタという硬貨があったそうです。91年の1月には湾岸戦争(イラクをアメリカが攻撃)が始まり、その前の夏ごろから油が手に入りにくくなっていました。物価もどんどん上がり、1年で10倍になったわけです。ザイールは、91年の9月に内乱が生じて崩壊し、現在のコンゴ民主共和国になりました。もし私があと半年ザイールに留まっていたら、内乱に巻き込まれていたことでしょう。ジンバブエは1年でどの程度貨幣価値が低下したか分かりませんが、ザイールのようにならないことを願っています。

タカネナデシコ(2007年7月28日、尾瀬・至仏山) 高山に咲くナデシコで、低いところにあるカワラナデシコによく似ていて、花だけでは見分けがつきません。

070728 

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