« 高校入学金未払いの始末 | トップページ | アメリカ産牛肉にBSE危険部位 »

2008年4月20日 (日)

イラク航空自衛隊派遣違憲判断に感じたこと

 イラクに物資輸送などのために派遣されている航空自衛隊の活動に対し、名古屋高裁が17日に違憲の判断を下しています。判断の根拠は、「イラク内の紛争は国際的な武力紛争であり、バグダッドは戦闘地域である」ということのようです。まあ、あれだけの戦闘やテロが行われているのですから、戦闘地域ではあるでしょうね。バグダッドが非戦闘地域などということはまやかしでしょう。

 裁判所の判断の是非はここでは問いません。ただ、理由を問わず戦闘地域には絶対自衛隊を送らないということには、条件によっては考えてもいいのではないでしょうか。私は18年ほど前、アフリカ大陸のど真ん中にいました。首都から500kmほど離れた農村でした。絶対的な独裁者の影が薄くなってきて、その国のあちこちで暴動が起こり始めていました。私たちのチームが出かけて設営しているキャンプの近くでも暴動が起き、発砲の様子などを無線で刻々とベースキャンプに知らせてきます。私は直ちに日本大使館と連絡を取り指示を請いました。そのときの返事は「日本大使館は何も出来ない、遺書を書いておいてください。」とのことでした。嘘のような本当の話です。確かに、500kmも離れた地方では、大使館は何も出来ないでしょう。担当の係官は本当のことを言ってくれたのです。このときは、日本には緊急時に海外で働いている同胞を救出する仕組みが備わっていないということを身にしみて感じました。わが国を代表しているという気概で働いている人達を救出できないのです。イランイラク戦争のときも同じようなことが起きていました。私は係官の言葉を聞いたときは、本当に天を仰ぎました。勿論、だから自衛隊を派遣しろというつもりはありません。ですが、せめて希望を持たせるような仕組み作りは必要なのではないでしょうか。海外での騒動を経験したものとして一言言わせてもらいました。

タニギキョウ(2007年4月14日) 箱根の畑宿から湯坂路へと登る途中の沢筋に、小さなタニギキョウが咲いています。小さくて目立たないのですが、春を感じさせる花です.

070414 

« 高校入学金未払いの始末 | トップページ | アメリカ産牛肉にBSE危険部位 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 高校入学金未払いの始末 | トップページ | アメリカ産牛肉にBSE危険部位 »