毒草中毒
3月12日の夕刊各誌で、宮城県の女性の方がドクゼリと見られる野草を食べて重態となっているとでていました。誰かにおいしいと言われたそうですが、本当にドクゼリをおいしいと言ったのならが、あまりの無知か悪意があるとしか思えません。野草や山菜を知っている人ならば、ドクゼリはすぐ見分けられるし、葉をちぎれば悪臭がしますので食べる気にはなれません。
これから、草木が芽生え、食べられるものも多くなりますが、見分けにくいものの代表にニリンソウとトリカブトがあります。葉が良く似ていて、なれないと見分けられないでしょう。ただし、花はぜんぜん違います。ニリンソウは春に白い花を付けますが、トリカブトは知ってのとおり秋咲く紫の花です。ですから、花が咲いているものを摘めば心配ありません。山では、コバイケイソウとギボウシも間違いやすいといわれています。でも、毒の野草・山菜は少ないので、気をつければたいていのものは食べられます(もっともおいしいかどうかは別ですが)。私などは、この季節は山菜を採るのが楽しみで山に行くのです。
ニリンソウ(2004年4月3日、横浜郊外寺家)、横浜のような大都会でも、郊外には森が広がり、丘の裾野の湧水があるところには、ニリンソウやヤマミツバ、セリなどがあります。
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