長雨

 私の手帳には毎日の天気が記入してあります。それを見ると9月1日から30日までの1か月で、雨が降った日が18日ありました。7月の日照時間(前橋気象台)は前橋で52.3時間で、記録をとり始めた1897年以降で最少だそうです。この長雨と日照時間の少なさは農作物にも大きな影響を与え、野菜が値上がりしています。会社近くの安売りの野菜販売店はキュウリ一山300円で売っていました。一山といっても笊の中にはキュウリは2本しかありませんでした。我が家でも果物と野菜の不作が目立っています。今は果物では柿の季節ですが、実の色づきが悪く、不完全甘柿の木では、例年は渋の割合が1割程度なのですが今年は5割を超えています。山のキノコも少なくなっています。

 今年の雑誌ナショナル・ジオグラフィック日本版10月号では暑さによる妊娠・出産の危険性を取り上げていました。それによると太平洋の小さな島国パラオでは2020~24年に気候変動による年間平均猛暑日が77日に達するそうです。猛暑日の定義が日本とは違っていますので単純比較はできませんが、この高温のために妊婦は高血圧・糖尿病・死産・早産のリスクが劇的に高まっているとのことです。どこかの大統領の家があるフロリダでも同様の傾向がみられ、多くの妊婦が危険にさらされているそうです。あの大統領の頭の悪さも暑さが影響しているのでしょうね。

アキノキリンソウ(2026年9月1日 浅間山塊・高峰山)アキノキリンソウは8月から10月ころ咲く野の花です。高い山には高山型のミヤマアキノキリンソウが咲きますが、私にはその違いがよくわかりません。花の大きさ・葉の鋸歯の有無・背の高さなどの違いがあるようですが、どれもこれも決定的な違いとはいえません。見分けるのが厄介な花の一つです。これなどはミヤマアキノキリンソウかもしれません。

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2026年9月28日 (月)

栗

 秋にあまり高くない山に登ると、広葉樹林の登山道には栗が落ちています。昔大学生のころ秋田の大平山には年に何回も登っていましたが、秋には栗を拾いながら登り、帰ってからゆでて食べました。山の栗はシバグリ(またはヤマグリ)といい、大きさが2~3cmくらいの小さな栗でしたが、結構甘くておいしかったです。栗の実は他の果物と違い、木になっているものを採るのではなく、落ちたものを拾います。イガの中にあるものは足でつぶして実を採りだしました。

 我が家には野生のものではない園芸種の栗の木があります。15年くらい前に植えたもので、この頃では毎年多くの実をつけるようになりました。今年は当たり年のようで、もう150個くらいとりました。大きなものは5cmくらいあります。拾った栗は鍋で1時間ほどゆでます。硬い殻や薄皮をむくのは大変ですが、むいたものは栗ご飯にしたりそのまま食べたりします。今日は会社に40個ほど持っていきました。まさに秋の味覚でしょう。

ヤマグリ(2026年9月22日 上信国境物見山) この山には毎年キノコを採りに登りますが、今年は長雨の影響でキノコが少ないようです。以前は栗も拾っていたのですが、今は家にありますので拾うこともなくなりました。

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2026年9月21日 (月)

キンモクセイ

 今日台風25号が関東地方に最接近しています。高崎では風はないのですが、雨が降ったりやんだりで涼しいくらいです。去年は9月になっても猛暑日が何日かあり暑い日が続いたのですが、今年は猛暑日どころか30℃を超える日もないくらいです。一日中晴れた日が8月末からはほとんどありません。この天気と気温に変調をきたしているのは人間だけではないのでしょうね。植物のほうがよっぽど敏感でしょう。

 我が家の庭のキンモクセイが9月15日に咲きだしました。我が家のキンモクセイは、毎年判で押したように10月1日前後に咲き始めていたのです。高崎に越してから20年近くになりますが、この咲き始めが狂ったことは一度もありませんでした。それが今年は2週間も早く咲いてしまったのです。木は2本あってどちらも同じように咲いています。どこかの大統領は地球温暖化はフェイクだと言っていますが、ネパールの大規模土石流や氷河の後退などを見れば温暖化は明らかなことでしょう。人類は地球を滅ぼそうとしてるようです。

キンモクセイ(2026年9月17日 庭で) 鼻が敏感であれば匂いがすごいのでしょうが、抗がん剤の後遺症で味と匂いが衰えてしまっていて全く感じません。これも困ったものです。

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2026年9月14日 (月)

ポポー

 我が家で育てている果樹は柿やナシなど20種類ほどありますが、その中で異色の果物はポポーでしょう。ポポーは日本のものではなく北米東部原産のバンレイシ科の木です。実の形や大きさはアケビに似ています。バンレイシ科は熱帯に多い植物ですがポポーだけは温帯産です。もともとはマンゴーが欲しかったのですが、住んでいる高崎の冬の気温は氷点下になるため、熱帯産のマンゴーはあきらめて何となく似ているポポーを選びました。10年ほど前の通信販売で品種の異なるものを1本づつ、1万円近くはたいて買いました。

 今ではそのうちの1本が高さ5mほどにもなり、近年は20個ほどの実をつけるようになりました。もう1本のほうは高さが50cmほどで実をほとんどつけませんが・・・。ポポーの実は熟すとポトンと落ちます。その落ちた実はほどほど柔らかく、また甘い果肉はとてもおいしいです。「森のカスタードクリーム」ともいわれています。8月上旬には熟し始めます。昨日最後の1個を収穫しました。冷蔵庫で冷やして食べます。ポポーが終わると柿の季節ですが、今年の柿は不作です。

シラタマノキ(2026年9月1日 高峰山) シラタマノキはツツジの仲間で、釣り鐘型の花をつけますが、実になると写真のように丸い白い球になります。かじってみるとサロメチールのようなにおいがします。おいしくはありませんね。

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2026年9月 7日 (月)

AI(2)

 AI(人工知能)が人間の知能を超えるのはそう遠くないでしょう。そうなったときの人間の役割は何なのでしょうか。頭脳労働がだめなら肉体労働ですか。AIを搭載したロボットなら肉体労働も人間より上でしょう。すでに戦争ではAIが幅を利かせており、AIを搭載したドローンが敵味方を判断したり攻撃したりすることができるようになっています。ロシアとウクライナでは双方がそのような兵器を多用していますし、イランでも同様でしょう。もしかしたらイラン戦争初期の小学校の爆撃や、近頃の結婚式場の爆撃もAIの判断だったかもしれません。

 クリント・イーストウッド監督の映画「アメリカン・スナイパー」の冒頭に、主人公が子供と母親を射殺するシーンがあります。母親が子供に対戦車爆弾を渡し、アメリカ軍を攻撃しようとしたのです。主人公は駆け出した子供を射殺し、爆弾を拾った母親をも射殺したのです。この主人公は4回にわたりイラクに派遣され、150人以上の敵兵等を狙撃射殺し、精神を病んで帰国・除隊しましたが、相談に来た元兵士に殺されてしまうのです。やりきれない映画でしたが、実話に基づいています。AIなら精神を病むことはないでしょうが、どちらのほうが人間的かは言うまでもないでしょう。

オヤマリンドウ(2026年9月1日 高峰山) 高峰山は浅間山の西隣にある標高2106mの山です。登山口がすでに2000m近いですから楽して登れる山ですが、高山植物が豊富です。オヤマリンドウは花屋さんで売っているエゾリンドウのなかまですが、エゾリンドウは何段も花をつけるのにオヤマリンドウは頂部にまとまって花を咲かせます。しかし、中間のものもあるので見分けが難しいときがあります。

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2026年8月31日 (月)

AI

 世の中は、AI(エーアイ)の話でもちきりです。私は日経パソコンという雑誌をもう何十年も購読しているのですが、ここ数年はAIに関する記事が毎号というほど載っています。私はAIは嫌いです。スマホを持っていませんし、パソコンの利用も天気予報か週間テレビ番組表を調べる程度です。グーグルなどで何か情報を探すときもAIを意識することはありません。もう私の情報収集などは20年前とほとんど変わっていないのです。コンピュータ化石の類ですね。

 AIはArtifical Intelligenceの略で、人工知能と訳されています。人工知能が話題に上り始めたのは、映画「2001年宇宙の旅」(1968年)あたりからでしょう。HAL9000という宇宙船搭載のコンピュータが矛盾した命令に追い詰められ、人間に反旗を翻すという話です。アーノルト・シュワルツェネッガーの映画「ターミネーター」(1984年)ではスカイネットという人工知能が人間を滅ぼそうとする話です。今はまだ人間の知能のほうが上とされていますが、あと何年・何十年かたてば間違いなく人間を超える存在になるでしょう。その時人間はどうなるのでしょうか。映画「A.I.」(2001年)のように母の愛を求めるAIであれば人間と共存することもできるかもしれませんが、自我を持ったAIが人間のレベルを超えた時に、人間が他の動物に対するような意識を持つのでしょうか。私はAIには恐怖感しかありません。

ウメバチソウ(2026年8月18日 池の平) 8月から10月にかけて、亜高山帯の岩場や草原に白い小さな花を咲かせます。梅の花に似ていることから梅鉢草という名前があります。あまり目立つ花ではありませんが、この花を見つけると秋を感じるようになります。

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2026年8月24日 (月)

籠ノ登山

 籠ノ登山は、浅間山の西に連なる烏帽子火山群の一つで、東籠ノ登山(2229m)と西籠ノ登山(2212m)からなります。登山口は中腹の池の平にあり、そこがすでに標高2060mありますから、わずか170m登れば東籠ノ登山の頂上に立てます。浅間山周辺の山はハイマツこそ生えていませんが高山植物が豊富で、私は年に何回もそれらの山々に登ります。登山口から緩やかなシラビソなどの林の中を30分ほど歩くと少し登りが急になり、高木が少なくなって岩場になるとほどなく東籠ノ登山頂です。岩場やがれ場にはクロマメノキやガンコウランが生えていて、コケモモ・シラタマノキも見られます。林の中にはアズマシャクナゲやハクサンシャクナゲも多いです。

 東籠ノ登から西籠ノ登へはいったん下って登り返せば30分ほどです。この山頂付近には10年以上前に誰かがコマクサを植えたのですが、今ではもう見る影もありません。なんでこんなことをするのでしょうかね。帰りは同じ道を戻ります。登山口からは3時間もあれば二つの峰を登れます。8月にあると東籠ノ登山頂付近ではハクサンオミナエシやマツムシソウ・フジイタドリなどが咲き、秋に近づくとイワインチンが咲き始めます。時間的にこの山だけではもったいないですから、反対側の池の平・三方ケ峰・見晴岳(2095m)などをめぐるのが良いでしょう。こちらのほうは籠ノ登山とは違った花が多く咲いています。プラス2時間で回れます。

イワインチン(2026年8月18日 東籠ノ登山)隣の湯ノ丸山のイワインチンが有名ですが、籠ノ登山も見事です。ちなみに上信国境の荒船山の岩場には、この花の3~4倍大きいオオイワインチンがあります。

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2026年8月17日 (月)

お盆

 先週はお盆の時期のお寺の行事としてお施餓鬼法要のことを書きましたが、今週は我が家の行事を書きましょう。お盆では、浄土真宗では特別なことをしないようですが、我が家の宗派である臨済宗では旧盆にご先祖様を自宅に迎えて供養します。我が家では昔から8月13日の夕方に玄関先で迎え火を焚き、ナスとキュウリで作った馬に乗って、迎え火に導かれてご先祖様がお寺のお墓から家に帰ってきます。迎えの馬はナスとキュウリに麻ガラの細いもので足をつけて作ります。ローソクに火をともし、線香をたいてお迎えするのです。

 しかし今年は13日が大雨で迎え火を焚けませんでした。仕方なく玄関の中でたくさんのローソクに火をともして迎え火としました。その日の夜からお墓にお帰りになるまで、晩と朝は仏壇に食事を供え、燈明をともします。15日の夕方には無事送り火を焚くことができて、お墓へとお帰りいただきました。これが我が家のお盆の行事です。宗派や家によって違いはあるのでしょうが、私が子供のころから続いている年中行事です。

タマガワホトトギス(2026年8月4日 榛名山) 普通のホトトギスは紫色なのですが、このホトトギスは黄色です。丹沢にはサガミジョウロホトトギスという黄色のホトトギスがあるそうですが、私は見たことはありません。タマガワホトトギスは8月に山の日陰に咲くのですが、黄色のため明るく感じます。

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2026年8月10日 (月)

お施餓鬼

 今日は月曜日なので出社日に当たっているのですが、お盆の休日をとり鎌倉の菩提寺にお施餓鬼の法要に出かけました。我が家の菩提寺は建長寺塔頭の龍峰院という臨済宗のお寺です。昔は私が生まれ育った葉山町の小さなお寺が菩提寺だったのですが、昭和30年ころに近隣の根岸一族がこぞって龍峰院に替えました。なんかあったのでしょうね。龍峰院では年2回、檀家が集まる行事があります。正月の新年会とお盆のお施餓鬼法要です。高崎に引っ越してからもお寺の行事には欠かさず出席しています。

 お施餓鬼はお釈迦様の弟子が餓鬼に飲食を施したことによりますが、いまではご先祖さまや無縁の仏様、生きとし生きるものすべてを供養する法要となっています。ここ数年は息子一家も来てくれるようになりました。この法要はお盆の時期に行われます。講話と読経で1時間はかかります。読経は建長寺のお坊様が20人ほど経を読むので、ものすごい迫力です。お盆はお先祖さまや亡くなった父母などが年に1度我が家に帰ってくる日です。我が家では8月13日に玄関で迎え火を焚いて先祖を迎え、15日に送り火を焚いてお墓のほうに帰っていただきます。私が幼いころからの年中行事なので、必ず忘れずにする習いです。

レンゲショウマ(2026年8月4日 榛名山) 毎年榛名山にレンゲショウマを見に登っています。蓮華升麻の名が示すように、お盆のころにぴったりの花です。この日はずっと雲の中で、寒いくらいでした。まだ咲き始めで、あと10日もすると満開に近くなるでしょう。

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2026年8月 3日 (月)

谷川岳

 谷川岳のことは2022年のこの欄にも書いていますが、またまた書きます。谷川岳は日本の山岳の中で最も遭難者が多い山として知られています。遭難者のほとんどは、谷川岳東面の標高差1000mに及ぶ岩壁で生じたものです。マチガ沢・一の倉沢・幽ガ沢の岩壁が有名です。それらの岩壁だけではなく尾根にも何本かの登山道があり、夏の天気の良い日には平日でも一日何百人もの人が登ります。私もその中の一人で、ここ30年近く毎年登っています。1年に何回も登ったこともあるのですが、ここしばらくは1年1回です。多くの人はロープウェイで天神平(標高1300mほど)まで行き、そこから約3時間で頂上にたどり着けます。山頂は二つの峰(双耳峰)で、オキノ耳(1977m)とトマノ耳(1963m)からなります。

 私が最初に谷川岳に登った時(1998年)、驚いたのは花の多さです。標高2000mにも満たない山なのに、高山植物の種類の多さは日本アルプスをしのぐほどだったのです。この山は蛇紋岩からなり、鉄やマグネシウムが多く、独特の植物相となっています。とくにトマノ耳・オキノ耳間と西黒尾根は花が豊富です。大雪山のような一つの種類の花の広大な花畑は見られませんが、あちこちに種類が豊富な中規模な花畑があります。何回登ってもその時々に新しい発見があり、飽きない山です。ただ、この頃は寄る年波のせいなのでしょうね、つらい山登りが増えてきました。

クルマユリ(2026年7月29日 谷川岳・天神ザンゲ岩) この日は朝からひどい雨と風でしたが、ロープウェイは動いているということなので、思い切って上ることにしました。トマノ耳まではたどり着いたのですが、雨風のためオキノ耳はあきらめました。つるつる滑る蛇紋岩に気をとられながら西黒尾根を下ったのですが、疲労困憊となりました。

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